間取りの工夫例7選+収納アイデア7選!間取りの決め方のポイントも
マイホームを新築するとき、間取りは重要なポイントとなります。「実際住んでみたら収納が少なかった」「思ったより日当たりがよくなかった」など後悔はしたくないものです。 では、家を建築するにあたっての間取りの工夫には、どのよう...
「500万円台で家が建つって本当?」「500万円台ではどのような家が建つ?」
マイホームを検討している方のなかには、上記のように思っている方もいるのではないでしょうか。結論からいうと、500万円台でもマイホームの建築は実現します。
しかし、500万円台で家が建つと言われても、「欠陥住宅だったらどうしよう」と不安になってしまいますよね。
そこで今回は、500万円台で家を建てるメリット・デメリット、建つ理由や注意点について説明します。ぜひ、マイホームを建築する際にお役立てください。
目次
結論からいえば、建物代金が500万円台の家は建築できます。低価格の家を手がける住宅会社は多数存在しているためです。
ただし、値段をできる限り抑えているため、次のような特徴があります。
500万円台の家は床面積が狭く、1R~1LDKの間取りが主流です。
また1,000万円台の場合は、規格化されていてもいくつかの選択肢が用意されていますが、500万円台の場合は設備や間取りの変更が基本できません。もし変更できたとしても、個人的な要望は価格が高くなる要因につながります。
なお、建物代金が500万円台のため、標準仕様でない工事費は別途必要です。建物代金以外の費用には、以下の2つがあります。
付帯工事や諸費用は建物代金に含まれないのが一般的なので、予算オーバーにならないよう事前に確認しておく必要があるでしょう。
500万円台のローコスト住宅が建てられる主な理由は、以下の5つです。
順番に説明します。
理由の1つ目は、材料費を徹底的に削減しているためです。500万円台の家を建築する会社は、間取りや設備を規格化し、仕様を統一しています。そのため、建築資材を一括で大量に注文でき、通常よりも材料を安く仕入れることが可能です。
また、自社工場を持っており、プレカットした建材を搬入して施工の省力化をしている会社もあります。
ほかにも、外壁の塗装や断熱材、屋根の素材などの材料を最低限にして低価格を実現させているケースもあります。
そのため、材料の品質を落として費用を抑えているわけではないため、質が悪いわけではありません。
理由の2つ目は、設備や仕様のグレードを低くしているためです。マイホームを建築する際、同じ間取りでも仕様や設備などの違いで金額に数百万の差が生じてしまう場合があります。高グレードで機能が多い設備や仕様は、標準的なタイプより値段が高いです。低価格住宅の場合、設備や仕様はスタンダードなタイプが採用されます。
よって、ユニットバスやキッチン、トイレなども、グレードが低いケースが一般的です。500万円台の家は、設備や仕様を最低限に抑え、低価格を実現しています。
理由の3つ目は、デザインや間取りをシンプルにしているためです。500万円台で建つ家は、四角型のデザインが多くなります。凹凸のある家は、屋根の資材や基礎などの工事費が高くなるためです。
よって、部屋数も少なくデザインや装飾なども省かれた、シンプルな設計や間取りになる傾向があります。平屋や総2階の箱型の家が多く、片流れや切妻屋根が使用されるケースも多いです。500万円台の家は間取りやデザインをシンプルにして、人件費や材料費を削減しているため実現できるのです。
理由の4つ目は、人件費や広告費のコストカットを図っているためです。大手のハウスメーカーや工務店など、注文住宅を販売する会社は、テレビCMや住宅展示場の出展に多大な費用をかけています。
しかし、500万円台の家を販売する場合は、広告宣伝費をかけないところが多いです。広告宣伝費を最小限に抑えている会社は、地元に密着した企業が多いと言えます。限定された地域の方に知ってもらえればよいため、多額の広告宣伝費の必要がありません。
また、500万円台の家は規格化されているため、打ち合わせの回数を削減でき、営業の工数なども減らせます。規格化された構造のため、職人の数も最低限にできるため、人件費もカットしやすいです。500万円台の家を販売する住宅会社は、少しでも安い値段で販売できるよう、広告や人件費を抑える経営努力を行っていると言えるでしょう。
理由の5つ目は、土地とセットでの販売を行っているためです。500万円台の家は、建築費を削減しても利益の確保は困難です。
そのため、住宅会社は500万円の家の大きさに合う土地を別途販売します。床面積が狭い500万円台の家は、狭小地でも建築が可能です。
大きな家を建築できない場合でも、500万円台住宅の土地として販売すれば、住宅会社にもメリットがあると言えるでしょう。
500万円台のローコスト住宅を建てる主なメリットは、以下のとおりです。
それぞれについて解説します。
メリットの1つ目は、ローンが組みやすく返済が楽になる点です。住宅ローンの申し込みには審査がありますが、借入金額が少なければ金融機関の審査も通りやすい傾向にあります。
また、収入に対する返済額の割合も少なくなるため、毎月の支払い負担も抑えられ、ローンが組みやすくなるでしょう。状況次第では、賃貸物件の家賃並みの返済額でマイホームが手に入る可能性もあります。一般の注文住宅よりも毎月の返済に余裕が生まれるため、返済期間を短くして金利負担を抑えることも可能です。
メリットの2つ目は、短期間で家を建築できる点です。500万円台の家は、仕様や間取りが決められた規格住宅を採用しているため、資材を大量に仕入れられます。資材が決定していれば工程も統一でき、家を短期間で建築できるのです。
また、間取りやデザインも決定しているため、打ち合わせに時間がかかりません。注文住宅のプランニングは、基本的に2~3か月ほどかかることが多いです。
しかし、500万円台の家であれば最小限の時間で建築が可能でしょう。
メリットの3つ目は、建築費以外に予算を回せる点です。500万円台の住宅は価格が安い分、家以外にお金をかけられます。
たとえば、予算2,000万円でマイホームを建築する場合、建物を500万円で建築できれば、土地に1,500万円を回せるのです。生活に便利なエリアや駅に近い地域などは、土地の値段が高くなります。
しかし、マイホームの建築費を削減できれば土地に回せる予算が増えるため、選択肢が広がるでしょう。土地は、建物のように経年劣化で価値が下がることはないため、人気のある土地を購入できれば、資産としての価値も高くなります。
また、家の建築には、建物本体以外にも外構工事や水道引込などの付帯工事、家具家電の購入、諸経費などが必要です。建築費を抑えられれば、これらの費用も予算のなかから捻出できるでしょう。
500万円台のローコスト住宅を建てる場合、デメリットも発生します。主なデメリットは、以下のとおりです。
それぞれについて解説します。
デメリットの1つ目は、規格住宅が多く、間取りや仕様の自由度が低い点です。低価格の住宅は、各住宅会社の標準的な仕様を基本に建てるため、同じ材料や作り方にして費用を抑えています。規格型を採用しているため、一般的な注文住宅のように建築主の好みやライフスタイルに合わせて間取りや仕様を選択できません。
また、間取りや設備を変更できたとしても金額がアップしてしまう可能性が高いでしょう。自由設計に魅力を感じる方や妥協できない希望がある場合は、500万円台でマイホームを建てるのは難しいと言えます。
なお、防火規定がある地域は、規格型住宅では対応できない場合が多いため、500万円台での建築はできないケースが多いでしょう。
デメリットの2つ目は、普通の注文住宅に比べて性能や品質が劣る点です。ローコスト住宅は、低価格でも建築基準法で決められた住宅性能を通過するように設計されています。そのため、基礎や構造躯体などでは、大幅なコスト削減はできません。
500万円台の家は、同じ材料や設備機器を大量に仕入れるなどの方法で価格を抑えています。一般的なスタンダードなタイプの機器などが標準採用されており、使用している素材や材料は、最低限のグレードだと言えるでしょう。キッチンやユニットバスなどの住宅設備も、同じメーカー内で1番グレードが低い場合が多くなります。
これは、外壁仕上げ材や断熱材、屋根なども同様です。
なお、住宅会社によっては、住宅設備や外壁材をホームページに掲載している場合もあります。建築を検討する際は、事前に型番を確かめておくとよいでしょう。
デメリットの3つ目は、メンテナンス費用が高くなる場合がある点です。住宅の耐久性は、外壁材や屋根材、建材など建築資材の耐用年数に大きく影響します。500万円台の家に使用される建築資材は、使用している素材のグレードが低いものが多いため、建物本体の耐久性も普通の注文住宅と比較すると低くなる傾向があるのです。そのため、外壁や内装、各設備のグレードが低く、高グレードのものよりメンテナンス代がかさむ可能性が高くなります。
たとえば、外壁材のサイディングで比較した場合、金属系サイディングは樹脂系・窯業系と比較して、耐久年数が短くなります。
また、耐久年数が短い資材を使用するときには、短い期間でメンテナンスが必要になると考えておいたほうがよいでしょう。
デメリットの4つ目は、気密性や断熱性が低く、光熱費が高くなる場合がある点です。500万円台のローコスト住宅は、高性能住宅と比べると気密性や断熱性が劣る場合があります。断熱材にグレードの低い材料を使用すると、十分な断熱性が得られない可能性があるためです。
ローコストで家を建てても光熱費が高くなり、トータルで見ると損をしてしまう場合もあります。気密性や断熱性は、生活の快適さにも影響するため、事前に性能や施工方法を確認しておくとよいでしょう。
500万円台のローコスト住宅を建てる際に注意しておきたいことは、以下の2点です。
順に解説します。
1つ目の注意点は、オプション価格が発生するか事前に確認しておくことです。500万円台の住宅でも、仕様のグレードアップや間取りの変更はできます。
ただし、住宅会社の標準仕様で建築するのを前提に低価格で提供しているため、追加のオプション費用は割高になりがちです。住宅会社によっては、住宅建築の範囲内ではないかと思うような工事でも、オプションになる場合があります。そのため、標準仕様に含まれる工事とオプションになるものを事前に確認しておくことが重要です。
オプションを追加した結果、通常の注文住宅と同じような価格になってしまったというのは、よくある失敗と言えます。標準仕様に含まれない希望がある場合は、工事費用の確認とオプション対応が可能かを事前に確かめておきましょう。
2つ目の注意点は、アフターサービスや保証がどうなっているか確認しておくことです。一般的には、10年ほどの無料定期点検や長期保証、アフターサービス期間がついている会社が多いと言えます。
しかし、500万円台のローコスト住宅は、大手のハウスメーカーと比較すると、充実した保証や長いアフターサービスなどは期待できない場合がほとんどです。保証期間が短い場合や定期点検が有料の場合もあるでしょう。長期的に住み続けるためには、アフターサービスや保証はあったほうが安心です。アフターサービスの期間や頻度、保証内容を確認し、何社かを比べたうえで契約するとよいでしょう。
500万円台の住宅には、メリットやデメリット、建てる際の注意点があります。しっかり把握したうえで、500万円台の住宅を建築するか検討してください。また、検討するためには、実際に500万円台で住宅を建築できるハウスメーカーの住宅を、住宅展示場などで見てみることも大切です。
しかし、500万円台の家は住宅展示場がない場合が多く、情報収集が難しいかもしれません。
そのような場合にオススメなのが「LIVRA WORLD」です。「LIVRA WORLD」は、自宅にいながらバーチャル空間で住宅展示場の見学ができるため、500万円台の家の間取りや内装などのイメージもできます。500万円台の家を検討する際は、ぜひ「LIVRA WORLD」を活用してください。
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