間取りの工夫例7選+収納アイデア7選!間取りの決め方のポイントも
マイホームを新築するとき、...
注文住宅は間取りを自由につくれるほか、さまざまなオプションを選択できるので、どのオプションを入れようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。一方で、オプションは選ぶほど金額が加算されていくので、おすすめのオプションが知りたいという方もいるでしょう。
本記事では、注文住宅でおすすめできるオプションと金額相場、オプションを追加するときに気をつけるポイントについて、紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてください。
目次
注文住宅のオプションとは、追加で料金を支払うことでつけられる標準仕様ではない住宅設備を指します。ここには、設備のグレードアップもオプションに含まれます。
オプションを追加すると、理想に近いかたちで外観や内装デザインを叶えられ、より便利な設備を採用できるのです。
なお、ハウスメーカーや工務店によって、標準仕様として設置されている設備は異なります。そのため、打ち合わせをしているハウスメーカーがどのような建材や設備を標準仕様にしているのか、事前に確認しておきましょう。
標準仕様だけではなく、選べるオプションの種類や金額もハウスメーカーによって異なります。
どのハウスメーカーであっても、自由にオプションをつけられるわけではありません。希望のオプションがある際は、それが採用できるのか、金額がどのくらいになるのかも、担当者に相談しておきましょう。
注文住宅でおすすめのオプションを分野別で紹介いたします。外壁・外装でおすすめのオプション例は、下記の通りです。
※
オプション | 費用相場 |
電動シャッター | 約30万円 |
タイル外壁 | 約150〜300万円 |
ウッドデッキ | 約5万円/1㎡ |
太陽光発電 | 約100〜250万円 |
それぞれのオプションについて、特徴を詳しく解説していきます。
電動シャッターは、リモコンひとつで自動開閉ができるシャッターです。リモコンで開閉できるので、高齢者や女性でも簡単にシャッターを操作できます。
シャッターによっては、開閉タイミングをタイマー設定できるため閉め忘れの心配もなく、防犯面でも安心できるといえるでしょう。
なお、電動シャッターは手動シャッターと比較すると1か所あたり約30万円の追加費用が必要です。シャッターのサイズによっても金額は変わるので、窓のサイズごとに金額を算出してもらうようにしましょう。
タイル外壁は、土や石、粘土を混ぜ合わせたものを高温で焼き固めてつくられる外壁素材です。
高級感とデザイン性があるばかりでなく、ほかの外壁材と比べて汚れがつきにくく耐久性に優れています。
一般的にサイディング外壁やモルタル外壁は、約10〜15年ごとに塗り直しが必要です。一方、タイル外壁は紫外線で劣化しにくいので、基本的にメンテナンスフリーと考えてよよいでしょう。
ただし、ランニングコストが抑えられる一方で、初期費用が高額になることがデメリットです。建坪35坪の家をタイル外壁にすると、約150〜300万円のオプション費用がかかると考えておくとよいでしょう。
ウッドデッキは、木材や樹脂でできたテラスのことをいいます。宅配ボックスと同様に、外構で採用できる人気オプションのひとつです。
庭にウッドデッキがあれば、洗濯物や布団が干しやすくなります。夏にはウッドデッキ上にビニールプールを置いて子どもと遊べたり、友人を招いてバーベキューができたりとさまざまな活用方法があるでしょう。
オプション費用は1㎡ほどで約5万円の費用が必要です。なお、ウッドデッキ下をコンクリート仕上げにするのか、砂利仕上げにするのかでも費用が変動します。
太陽光発電は、太陽光パネルによって自家発電できる設備です。太陽光発電でつくられた電気を自宅で利用すると、電気代の削減ができます。また、使いきれなかった電気は電力会社に売却可能です。
太陽光発電でつくられた電気をより有効に使いたい方は、蓄電池システムとの併用をおすすめします。
なお、5kwの太陽光発電システムを導入するには、約100〜250万円のオプション費用がかかると考えておきましょう。太陽光パネルの性能は製造メーカーによって異なり、発電効率がよい太陽光パネルほど価格は高くなります。
注文住宅の内装でおすすめのオプション例は、下記の通りです。
オプション | 費用相場 |
床暖房 | 約30万円〜 |
造作棚 | 約10〜30万円 |
手すり | 約1〜10万円 |
暖炉 | 約20〜50万円 |
ペットの通り道 | 約1〜5万円 |
無垢な床 | 約3千円〜5万円 |
オプションごとに、特徴を詳しく解説していきます。
床暖房は、床下に温水パネルや電気パネルなどの熱源を埋め込む暖房設備です。輻射熱(ふくしゃねつ)という効果で足元からじんわりと空間全体を暖めるので、上下間の温度差ができにくく、吹き抜けをつくっても足元の寒さがあまり気になりません。
足元の冷えが解消されることで、足先の血行がよくなり、体全体の冷えを解消してくれる効果も期待できます。
また、エアコン暖房のように風でほこりを舞い上げないので、掃除も楽になるでしょう。
床暖房の設置には6帖ほどで約30万円〜の費用が必要です。床暖房を入れる空間の広さや採用する熱源の種類によって費用が異なるので注意しましょう。
造作棚は、職人がつくるオーダーメイド棚です。ミリ単位でサイズ調整ができるため、つかう場所に合わせた棚の作成ができます。
完全オーダーなので、既成品では表現しにくい色合いや雰囲気など、内装に合わせたデザインを作成できることがメリットのひとつです。
費用は約10〜30万円で、棚のサイズや木の種類によって価格が変動します。
高齢者と同居する場合や将来に備えて、手すりをつける方も増加しています。
手すりは、玄関や階段など段差がある場所はもちろん、寝室やリビングからトイレまでの動線につけることもおすすめです。
今すぐではなく将来的に手すりを検討している方は、壁下地を入れておけば将来自分たちで施工もできます。
なお、手すりは1mあたり約1〜10万円の費用が必要で、ほかのオプションと比べると安価に採用できることから人気のあるオプションのひとつです。
暖炉は、石やレンガなどの建材を用いてつくられる炉のことです。暖炉のなかに薪や石炭を入れて燃やすことで、部屋を暖めていきます。
停電時でも、暖炉があれば明かりを灯せたり、調理などにも活用できたりとさまざまな使い方をできることがメリットです。
炎がゆっくりとゆらめく姿は癒し効果も与えてくれるでしょう。
暖炉自体は約20〜50万円ですが、煙突などの付随品を含めると、約200万円〜の費用が発生します。
ペット用ドアなど、ペットが室内間をスムーズに移動できるようにつくられる内装設備です。
ペット用ドアがあれば、ドアの開閉を飼い主が手伝わなくてよく、ペットと飼い主ともにストレスが軽減されます。さらに、通常のドアはペットが体をはさんでしまう危険がありますが、ペット用ドアであればその心配もありません。
なお、ペット用ドアをつける際のオプション費用は、1か所あたり約1〜5万円をみておくとよいでしょう。
無垢床とは天然木から切りだした1枚板のフローリング材です。天然木本来の風合いが残るので、木の温もりを感じながら生活できます。
また、無垢床は調湿性や断熱性能、空気洗浄作用などの機能性を期待でき、日々の生活を快適に送る手助けもしてくれるでしょう。
オプション費用は1帖あたり約3千円〜5万円です。選ぶ樹種によって価格が大きく変わることも無垢床の特徴です。
注文住宅のキッチンでおすすめのオプション例は、下記の通りです。
オプション | 費用相場 |
パントリー | 約15万円 |
食器洗い乾燥機 | 約8〜25万円 |
アイランドキッチン | 約100〜200万円 |
ビルトインオーブン | 約5〜20万円 |
オプションごとに、特徴を詳しく解説していきます。
パントリーは、食料品をストックできる食品庫のことを指します。
パントリーにはクローゼットタイプとウォークインタイプがあり、食料品だけでなく、日用品や調理機器を収納したい方にはウォークインタイプがおすすめです。
まとめて購入したものを収納できるほか、パントリーがあることでキッチン周りが乱雑にならず、使いたいものを使いやすい場所に収納できるため、効率よく調理できます。
約15万円ほどの費用の目安ですが、パントリー内に備えつける棚の数や大きさによって価格は変動します。
なお、パントリーをつけると建物の坪数が上がるため、その費用も確認するようにしましょう。
食器洗い乾燥機は、食器の洗浄から乾燥まで自動で行える食洗機のことです。食器洗い乾燥機は、食器を高温にかけながら高圧洗浄していくため、手洗いと比べ高い除菌効果をもつことが特徴といえます。
また、効率よく食器を洗うので、手洗いより水道代を節約できることもメリットといえるでしょう。
なお、食器洗い乾燥機の費用は約8〜25万円です。
アイランドキッチンは、キッチンの四方に壁がないタイプのキッチンのことを指します。四方に壁がないので、キッチン周りの動線がよく、複数人でキッチンを使用する際も使い勝手がよいでしょう。
また、デザイン性のあるキッチンを採用することで、キッチンを中心としたおしゃれな見た目を演出できます。
アイランドキッチンの費用は約100〜200万円で、選ぶキッチンのグレードや付随設備をどこまで入れるかにより金額が変動します。
ビルトインオーブンとは、キッチンのなかに埋め込まれているオーブンのことです。
新築時にビルトインタイプにしておくと、後からオーブンのために別途スペースを確保しなくてよく、キッチンを広々と使用できます。
また、一般的なオーブンと比較すると火力が強く、調理時間の短縮も期待できるでしょう。
ビルトインオーブンの費用は約5〜20万円で、オーブンのサイズや機能性で価格が変動します。
注文住宅の浴室でおすすめのオプション例は、下記の通りです。
オプション | 費用相場 |
浴室テレビ | 約5〜20万円 |
浴室暖房乾燥機 | 約5〜15万円 |
ジェットバス | 約50〜150万円 |
オプションごとに、特徴を詳しく解説していきます。
浴室テレビは、浴室に設置するテレビです。入浴中の時間をより快適にできることがメリットのひとつでしょう。壁掛け・埋め込み・ポータブルタイプがあり、タイプごとに特徴が異なります。
壁掛けタイプは、配線工事のみでテレビをつけられることが特徴です。埋め込みタイプは、薄いテレビを浴室壁に埋め込むので、全体をすっきり見せられます。ポータブルタイプは、持ち運びできるタイプの防水テレビです。設置工事が不要なため気軽に採用できるほか、浴室以外でも活用できます。
なお、浴室テレビの導入には約5〜20万円(12〜24インチ)の費用が必要です。
浴室暖房乾燥機は、浴室内に設置できる暖房乾燥機のことです。
冬は暖房機能で浴室を暖かくできるので、ヒートショックの防止効果があります。
夏には涼しくすることができるので、1年を通してお風呂の時間を快適に過ごせるでしょう。また、乾燥機能もついているため、梅雨の時期など洗濯物を外干しできないときにも大活躍してくれるでしょう。
なお、浴室暖房乾燥機の費用は約5〜15万円です。
ジェットバスは、浴槽に備えつけられた噴射機(ふんしゃき)によって、水や泡を噴射できる設備のことです。
勢いよく噴射する泡には、マッサージ効果や血行促進効果があり、日々の疲れを癒してくれるでしょう。
ホテル内にある浴室によく付いている機能なので、自宅にいながらホテルにいるような感覚を味わえます。
ジェットバスの費用は約50〜150万円です。
注文住宅につけられるおすすめのオプションを紹介してきましたが、すべてのオプションを採用することは現実的ではありません。
ここでは、オプション選びで失敗しないために、オプションを追加する際に注意すべき点を紹介します。
オプション設備を見ているとどれも素敵なものに思えて、さまざまな設備を採用したくなるでしょう。
しかし、考えなしにオプションを選んでしまうと当初の見積もりから金額が上昇し、予算オーバーとなる危険があります。予算オーバーを防ぐためにも、オプションを必須と理想にわけて考えるようにしましょう。
たとえば、キッチンへのこだわりは外せないのでアイランドキッチンは必須、一方で浴室にはこだわりがないのでジェットバスは諦めるという考え方が重要です。
このように、何にお金をかけるかを事前に決めておくことで、オプション選びでの失敗を減らせます。
また、暮らし方に合わせたオプションを選ぶことも大切です。
オプションで増加してもよい予算を事前に決めて、オプション選びを成功させましょう。
たとえば、300万円はオプション費用として予算に含んでおき、300万円を超えるまでは気に入ったオプションをつけるという予算取りをします。
際限なくオプションを採用すると住宅ローンの借入が増え、ローンの支払いで家計が圧迫されるケースも少なくありません。
適性予算がわからないという方は、ファイナンシャルプランナーなどとのライフプランニングで資金計画を立てることをおすすめします。
オプションは実物を確認することが大切です。実物を確認せずにオプションを採用してしまうと、入居後にイメージと違い後悔してしまうこともあります。
しかし、実際に展示場やモデルハウスで実物を確認しようとしても、時間がなく見にいけないという方もいるでしょう。その場合におすすめなのが「LIVRA WORLD」です。
「LIVRA WORLD」は、いつでもどこからでも、スマートフォンやタブレット端末から家の内覧ができるオンライン展示場です。実際に訪問しなくても、家族全員でモデルハウスのイメージを共有できます。
モデルハウスをオプションなどでカスタマイズして、理想の家をシミュレーションできるのでぜひご利用ください。
今回は、注文住宅でつけられるおすすめのオプションについて紹介しました。
オプションは、追加で費用を支払う標準仕様ではない設備のことです。なお、ハウスメーカーなど住宅会社によって、採用できるオプションや金額は異なります。
気に入ったオプションが採用できるか、事前に確認しておくようにしましょう。
今回はおすすめのオプションを紹介しましたが、すべてを採用することは難しいです。
オプションを採用するときは、まずは予算組みをし、本当に必要なオプションなのかを家族で話し合った上で決めるようにしましょう。