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戸建てに自転車置き場は必要なのか気になる方は多いです。もし自転車置き場がない場合は自転車の保管をどのようにしたらいいのか、何かよいアイデアはないのかなど悩むこともあるでしょう。
そこでこの記事では、戸建てに自転車置き場は必要なのかどうかを知りたい方へ向けて、自転車置き場の必要性を解説します。
また、自転車置き場がないときの対処法、自転車置き場に適している場所、そして設置する前に考えるポイントも解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
まずは、戸建てに自転車置き場は必要なのかといった問いにお答えします。
戸建てには自転車置き場があったほうがよいでしょう。自転車置き場を作らなかったとすると、風などで転倒したとき車や壁に衝突したり、人に当たり怪我を負わせてしまったりする恐れがあります。また、自宅だけならまだしも隣地に迷惑をかける可能性もあるでしょう。
そのため、仮に今の時点では自転車を持っていなかったとしても、将来的に家族が自転車を購入することも見越して自転車置き場の設置を考えておくことが無難だといえます。
自転車置き場を作らず、家のデッドスペースなどに自転車を放置するような形を取った場合、自転車が雨ざらしとなることから自転車の劣化が早まる恐れがあるでしょう。
自転車の一般的な寿命は約10年といわれていますが、雨ざらしにした場合は約1年〜約3年で寿命を迎えるリスクを負います。雨ざらしになるとチェーンやサドルなどさまざまな部品が錆びてくるため、自転車が劣化しやすくなるのです。
これらを回避するためにも、自転車を持つなら自転車置き場の設置も合わせて考えておく必要があります。
戸建てには自転車置き場が必要という意見と、不必要という意見に分かれます。ここでは、それぞれの意見があがる理由について解説しますので、参考にしてみてください。
戸建てには自転車置き場が必要といわれる理由は、先ほど解説した雨ざらし回避や転倒防止の他にも、紫外線を浴びることによる劣化防止や盗難防止も挙げられます。
自転車が紫外線を浴び続けると部品が傷み、雨ざらしと同様に自転車の寿命を縮めることになるでしょう。また、自転車置き場がなく、適当な場所に駐めると盗難の恐れもあります。
このような理由から、戸建てには自転車置き場が必要といわれているのです。
一方で、戸建てに自転車置き場は不要という意見もあります。
自転車置き場を作るためにはスペースが必要となることから、その分建物の面積が減る可能性があるでしょう。また、建物の面積を減らして更地面積の割合が増えると固定資産税が高くなるなどの影響もでてきます。
このような理由により、戸建てに自転車置き場は必要ないといわれることもあるのです。
ここでは自転車置き場を設置する際に必要なスペースを解説していきます。
自転車の台数に応じて必要となる一般的なスペースは以下の通りです。
自転車の台数ごとに必要なスペース | ||
台数 | 奥行 | 幅 |
1台 | 190cm | 60cmほど |
2台 | 190cm | 120cmほど |
3台 | 190cm | 180cmほど |
4台 | 190cm | 240cmほど |
5台 | 190cm | 300cmほど |
このように、自転車置き場は台数が増えるほどまとまったスペースが必要です。家が建った後に自転車置き場を設けようとしても、設置場所の確保に苦労する可能性があるため、新築の設計段階から想定しておくことが望ましいでしょう。
たとえ今の時点では自転車が必要なかったとしても、子どもの成長過程で自転車に乗る時期が来るケースも考えられます。上の表を参考に、自転車保有台数の最大値を想定しておき、駐輪スペースをどう確保するか検討してください。
では、戸建てに自転車置き場がないときはどのように対策を講じればよいのでしょうか。とくに建売住宅の購入を検討している場合は、自転車置き場を設置しようがないというケースもあるでしょう。
そこで、ここからは自転車置き場がないときの対処法を以下にて6つご紹介します。参考にしてみてください。
1つ目は、後付けの自転車置き場を使用することです。見た目がおしゃれなデザインの商品もあるので、マイホームのエクステリアと照らし合わせながら検討するのもよいでしょう。
以下、後付けの自転車置き場を4つご紹介します。
サイクルポートは、掘削した地面に差した2本のアルミ柱に屋根を固定しているため、頑丈な仕様となっています。いわゆるカーポートの自転車版といったイメージです。
コンパクトかつ種類が豊富なため、家の外観に合った商品を探しやすいのが特徴だといえます。ただし、強度が高い分だけ価格は他の商品と比べて割高になる場合もあるでしょう。
サイクルガレージは、折りたたみ式のパイプとテント生地の屋根(シェード)を組み合わせた簡易式の自転車置き場になります。安価で購入でき、自分で簡単に組み立てられる上に奥行きも最小限ですむのが特徴です。
サイクルガレージの注意点は、強風時には屋根を畳む必要があること、もしくはサイクルガレージ自体を折り畳んで飛ばないよう対策する必要があることです。
サイクルスタンドは、マンションの駐輪場や市街地の有料駐輪場などでも見かける自転車の転倒防止に役立つ車輪止めです。空いたスペースを有効活用できるのも特徴の1つだといえます。
とはいえ、サイクルスタンド単独では雨よけや紫外線の影響を排除できないデメリットが生じるため、これらの対策も合わせて講じる必要があるでしょう。
サイクルハウスは、自転車がすっぽり入る小屋のようなタイプの自転車置き場です。ハウスタイプなので横からの雨も完全に防げます。自転車を完全に覆いたいのであれば、サイクルハウスがおすすめです。
また、路面の仕様を選ばずどこでも置けるのも利点の1つです。ただし、ビジュアル的に違和感をおぼえる可能性もあるので、家の外観に合うか気になる方は慎重に検討する必要があるでしょう。
2つ目は、屋根を設置することです。具体的には家の外壁などに庇を設置することで自転車置き場にするという方法があります。新たに自転車を置くスペースを考える必要がない上に、雨にさらされる懸念が解消されるのがメリットといえるでしょう。
ただし、壁付けする設置方法になるため、場合によっては建物工事の保証を外されてしまう可能性があります。そのため、施工会社やハウスメーカーに事前確認しておきましょう。
3つ目は、自転車にカバーをかけて外に駐めておくことです。カバーをかけることで雨と紫外線から自転車を守れます。また、カバーをかけておくことで盗難されにくい雰囲気が出るのも特徴です。
ただし、自転車カバーと自転車のサイズが合わないと強風時に飛ばされるリスクがあるため、できれば自転車購入時に寸法を測り、カバーも一緒に買うことをおすすめします。
また、自転車を使用するときに毎回カバーをつけたり外したりする手間が生じるため、作業が面倒に感じる方は別の対策を検討したほうがよいでしょう。
4つ目は、玄関や軒下のスペースに置いておくことです。
玄関であれば、これまで説明してきた雨や紫外線、転倒、盗難のリスクを排除できるのがメリットだといえます。とくにミニベロ(小径車)や折りたたみ自転車など、外では保管しにくい自転車を置く場合はおすすめです。
軒下のスペースの場合は、軒下が屋根と同じ役目を担ってくれるため、自転車置き場として有効だといえるでしょう。とくに側面と全面が壁で覆われている軒下がある場合は、雨風を効果的に防げるため、より自転車を守るスペースとしての価値が上がります。
5つ目は、倉庫・物置・駐車スペースを活用することです。
倉庫や物置などの収納庫に空きスペースがあるのであれば、そこに自転車を置くことで雨ざらし、紫外線、転倒、盗難などのリスクを排除できます。なお、倉庫や物置は自転車置き場が併設されているものもあるため、購入検討時に候補の1つとして考えてみてもよいでしょう。
駐車場を活用する場合は、運転席への出入りや発車駐車の妨げにならないよう、タイヤ止めの後方や助手席側に自転車を駐めることをおすすめします。
6つ目は、駐輪場やレンタルスペースを利用することです。マイホームの敷地内に自転車を置くスペースが確保できないのであれば、付近の有料駐輪場やレンタルスペースを頼ることになるでしょう。
ただし、全国のどこにでも有料駐輪場やレンタルスペースがあるとは限りません。そのため、近隣に有料駐輪場やレンタルスペースはあるのかなど、事前にリサーチしておくことが大切です。
自転車置き場はどんな場所に設置するのが最適でしょうか。ここでは、推奨する設置場所について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
これまでも解説してきたとおり、自転車を長持ちさせたいのであれば雨や風、直射日光を防げる場所に設置することが大切です。
自転車を囲い、完全に覆うことができる場所があればベストですが、どうしてもスペースがない場合は自転車のカバーを使うなどの対策をしておきましょう。
盗難リスクの少ない場所を選ぶことも大切です。とくにクロスバイクやロードバイクなどの軽い自転車は、鍵をかけていても持ち運びが簡単なため盗難リスクが心配になるでしょう。
盗難リスクを排除するためには、物置や倉庫、または玄関などの室内での保管を考えてみてください。とはいえ、これらの場所で保管できるスペースがどうしてもない場合は、フェンスなどにチェーンを通して施錠し固定するなどの対策を講じるのも1つです。
通勤や子どもの通学、買い物などで日常的に使用する自転車の置き場は、出し入れしやすい場所を選ぶことをおすすめします。
出し入れしにくい場所に自転車を保管して日常生活に支障をきたすのは本末転倒になるため、さまざまなケースを加味した上で設置場所を検討することが大切だといえるでしょう。
ここまで注文住宅に自転車置き場は必要かどうかを述べてきましたが、後悔しないようにするためにも実際の施工事例を参考にしてイメージを湧かせたい人も多いでしょう。
とはいえ仕事が忙しくて住宅展示場までなかなか出向く時間がないという人には、ネット上で実際に施工事例を見学できる「LIVRA WORLD」がおすすめです。
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また、モデルハウスをネット上でカスタマイズしてシミュレーションしてみたり、予算に合わせた簡単見積もりを取得できたりと、オンライン展示場ならではのサービスが利用できます。
「LIVRA WORLD」のバーチャル展示場を利用して、自転車置き場の施工イメージを固めてみてはいかがでしょうか。
最後に、新築一戸建てに自転車置き場を設置する前に考えるポイントをご紹介します。
室内に自転車を収納できるスペースはないかチェックしましょう。自転車を守るためにはこれまで解説してきたとおり、雨や風、紫外線、盗難などのリスクを考えなければなりません。
各リスクを網羅的に対策できるのが自転車の室内保管になるため、まずは室内に自転車置き場の確保ができないか検討し、ない場合は屋外で置き場を検討するとよいでしょう。
どのくらいの頻度で自転車を使うかを事前に考えることもポイントの1つです。
たとえば、使用頻度が少なければ出し入れしやすい場所に保管する必要はないので、利便性より自転車をさまざまなリスクから守ることだけを考えればよいでしょう。
このように、自転車の使用頻度によって置き場を決めるのも1つです。
今回は、戸建てにおける自転車置き場の必要性、自転車置き場がないときの対処法、自転車置き場に適している場所、そして設置する前に考えるポイントについて解説しました。
自転車を使用するのであれば、どのような保管方法にするかをしっかりと検討しておくことが欠かせません。自転車置き場を意識した家づくりの具体的なイメージを持つためには、文中でもご紹介した「LIVRA WORLD」のバーチャル展示場を活用することが効果的です。
ぜひご検討ください。