第一回ウェビナー開催決定(2023年5月12日)
LIVRA住宅ラボを運営するバーチャ&...
新築マイホームの購入は、ライフイベントのなかで大きなイベントの1つです。だからこそ、満足できるマイホームが購入できるように情報収集や準備が欠かせません。
そこでこの記事では、新築マイホームを検討するときに知っておきたいステップや費用、住宅の種類などをまとめて解説していきます。ぜひ、マイホームの検討にお役立てください。
目次
新築マイホームは大きな買い物ながらも、実際に住んでみると失敗や後悔を感じている方がいるのが現状です。
まずは理想のマイホームを建てるために、後悔を避けるためにポイントを確認していきましょう。
住宅の購入経験がある方を対象に「フリエ住まい総研」が実施した「住宅購入での後悔」についての調査では、住宅購入に少しでも後悔や不満を持ったことがあるとの回答が84.4%となりました。
住宅購入に少しでも後悔や不満を持ったことはありますか? | |
はい | 84.4% |
いいえ | 15.6% |
出典:フリエ住まい総研「住宅購入で後悔したこと」についての調査結果」
つまり、マイホームを購入した約10人に8人が何らかの後悔や不満を感じながら生活していることになります。
後悔や不満の理由としては間取りやローンなどのお金関係、周辺環境など多岐にわたります。自分自身がマイホームを購入する場合に、後悔しないためにも重要なポイントを押さえておくようにしましょう。
フリエ住まい総研の調査結果では、後悔しないために重視したほうがいいポイントとして下記のような項目が挙げられています。
新築マイホームの購入では、物件費用以外にもさまざまな諸費用が発生します。安易な予算設定ではなくライフプランと照らし合わせながら、入念な資金計画をたてることが大切です。
また、事前の情報収集をしっかりと行うことで、把握していなかったことや理解できなかったことを減らすことができ後悔の要因をなくすことができるでしょう。
満足する新築マイホームの購入を進めるためのポイントは、以下の通りです。
まずは、理想のインテリアや部屋数、家事動線など、マイホームで実現したいポイントをまとめましょう。家族全員の意見を取り入れて、譲れない部分を決めておくとスムーズに進みます。
次に、理想のお家を実現するための情報収集をします。家族のこだわりを叶える方法や好みの構造など、家作りに関する幅広い情報を集めて知識を増やしましょう。
次に、マイホーム購入に向けた予算の見積もりを取りましょう。この段階で理想のマイホームの実現が可能であるかを明らかにします。実現不可能な検討を省略することができ、より効率的に検討を進められます。
このように、マイホームの購入は段階的に進めていくと、不明な点や不満が残る点が少なくなり満足度が高くなります。
先ほども触れましたが、マイホームの購入にはこだわりのポイントをまとめることが重要です。ここでは、こだわりポイントの整理と共有について詳しく解説していきます。
マイホームの購入を検討するときは、ハウスメーカーのホームページやカタログ、住宅情報誌などを活用しながら家族で話し合いの場を設けてみましょう。
題材がない状態で理想の家を想像しようとしても、なかなかイメージが沸きません。実際の間取りや外観の写真を見ながら、好みのイメージや理想の暮らし方を話し合ってみましょう。
複数の間取りや外観、マイホームの事例を見ていると「家族の様子を見ながら料理を作りたい」「家族全員でゆっくりと過ごせる広さのリビングが欲しい」「広いベランダで家庭菜園がしたい」など、さまざまなイメージが湧いてくるはずです。
意見交換後は、家族のこだわりポイントを整理する工程に進みます。ここで役立つのが、家づくりのためのノートです。
家づくりのためのノートには、下記のような項目を書き出してみましょう。
家づくりノートに書き出したい項目 | |
今の住まいの不満点 | 例:日当たりが悪く寒い
キッチンからリビングまでの導線が悪い |
マイホームで実現したいこと | 例:家庭菜園をしたい
今よりも広い子供部屋が欲しい 仕事に集中できる書斎が欲しい |
マイホームでの1日の暮らしを書き出す | 例:朝はリビングでゆっくりとコーヒーを飲みたい
広いベランダで晩酌をしたい |
必要な設備を書き出す | 例:太陽光発電システム
ウォシュレット付きのトイレ |
例えば、マイホームでの1日の暮らしを書き出すことで、よりリアルな生活をイメージできます。生活が見えてくると、必要な設備や欲しい設備も明確になるでしょう。
家づくりノートの各項目がまとまったら最後に優先順位を付けることで、実際のマイホーム作りのときに取捨選択しやすくなります。
理想のマイホームを建てるためのこだわりポイントがイメージできた後は、具体的な情報収集を開始します。
ここでは、マイホームの検討度合いに応じた情報収集の方法を解説していきます。
情報収集の方法 | |
これからマイホームの検討を開始する | 新聞・チラシ・情報誌
不動産検索サイト バーチャルモデルルーム |
具体的にマイホームの購入を進めていきたい | モデルハウス・モデルルーム・住宅展示場
不動産会社や建築会社 |
検討段階に応じて情報収集のチャネルを変えていくことがポイントです。自分に合う情報収集方法を把握するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、新聞やチラシ、情報誌です。
新聞記事を活用することで、現在の不動産市場や金融市場などについての情報を収集できます。また自宅に届く折り込みチラシを確認しておけば、近隣のマイホームの価格相場などを把握することも可能です。
加えて不動産専門の情報誌は、検討し始めた方々向けに住宅購入についてわかりやすく解説しています。
不動産会社が運営しているサイトを使い、情報収集をするのも効果的です。
不動産検索サイトでは土地や建物などを紹介しているだけではなく、住宅ローンや建物設備の性能、税制優遇など不動産に関わる幅広い情報を発信しています。
マイホームを検討するうえで知っておきたい情報や専門的な用語が把握できるため、活用してみるといいでしょう。
バーチャルモデルルームとは、スマートフォンやタブレットから住宅の内観を見学できるオンライン型の住宅展示場のことです。
自宅にいながらオンラインでモデルルームのキッチンや内装、外観を見学できるため、マイホームのイメージが沸きやすくなります。VR技術を使うと、よりリアルに体感することも可能です。
「LIVRA WORLD」にはさまざまな特徴を持つモデルハウスが揃っているので、ぜひマイホーム計画の参考にしてみてください。
モデルハウスやモデルルーム、住宅展示場は、設備や間取り、インテリアなどを実際に体感できるところが特徴です。
例えば、キッチンの大きさや床材の色、階段の位置など実際に見ることで分かるポイントは数多くあります。モデルハウスやモデルルームを見ることで、より理想のマイホームが具体化するでしょう。
また、モデルハウスやモデルルームでは、各ハウスメーカーの強みが把握できます。木造住宅や地震に強い構造、間取りの自由度が高いなど、ハウスメーカーの特徴も併せて確認しておきましょう。
信頼できる不動産会社や建築会社は、理想のマイホームには必要不可欠です。
新築分譲マンションを検討する場合にはマンション開発を行っているデベロッパー、新築一戸建て住宅や注文住宅を検討している場合にはハウスメーカーや建築会社が窓口です。
中古物件を検討する場合には、不動産仲介会社が不動産取引をサポートします。信頼できる不動産会社や建築会社に出会うためにも、直接話を聞いてみることが大切です。
新築マイホームは。多くの方が金融機関からの融資を受けて購入をします。無理な返済計画をして後悔しないためにも、新築マイホーム購入の予算は重要です。どのようなポイントを押さえて予算を決めるべきか、チェックしてみましょう。
まずは、住宅の購入時にかかる平均費用相場を確認しておきましょう。
住宅金融支援機構が実施した「2021年度フラット35利用者調査」によると、新築の注文住宅の平均購入額は3,572万円となっています。その他の費用相場は下記のとおりです。
2021年度の住宅の購入時にかかる全国の所要資金相場 | |
注文住宅 | 3,572万円 |
土地付注文住宅 | 4,455万円 |
建売住宅 | 3,605万円 |
マンション | 4,528万円 |
出典:住宅金融支援機構「2021年度フラット35利用者調査」
住宅の種類問わず平均所要資金は3,000万円を超えているので、マイホーム購入は決して安価なものとは言えません。
家族の生活やライフスタイルの充実を損なわないためにも、無理のない予算の設定がポイントです。また子どもの成長や年齢にともなうライフイベントなどを考慮しながら、予算を設定することが大切ですです。
住宅ローンを利用してマイホームを購入する場合には、金融機関から融資を受ける借入額を考慮する必要があります。
住宅ローンの返済比率は、一般的に25~35%が目安です。返済比率とは、年収に占める年間返済額の割合のことです。
返済比率を考えるときには、夫婦の年収やライフスタイルも念頭に置きましょう。例えば、夫婦の収入が今後も安定して確保できると予測できる場合には、世帯年収で借入額を設定することが可能です。
一方で今後、家族の人数が増えたりさまざまなライフイベントが見込まれたりする場合には、負担の少ない借入額を設定する必要があります。
また、マイホーム購入時には物件にかかる費用だけでなく、新居への引越し代や家具購入費などの入居費用も発生します。
マイホームの購入では、理想のマイホームと購入できるマイホームに乖離が生じるケースが多々あります。購入可能な価格や返済可能な計画を明確にしてから、理想のマイホームを考えることが大切です。
新築マイホームの購入時には、国や自治体からの補助金が活用できるケースがあります。助成金や補助金とは、国や自治体から支給されるお金のことです。ただし、誰でも支給を受けられるわけではなく、助成金や補助金ごとの条件をクリアし採択される必要があります。
例えば、環境に配慮した住宅を対象とした補助金や耐久性のある住宅を対象とした補助金など、補助金の内容は時期や自治体によって大きく異なります。
具体的にマイホームの検討をし始めたら、活用できる助成金や補助金はないか確認済してみるといいでしょう。
購入可能な予算が把握できたところで、具体的なマイホームをイメージするステップへと進んでいきましょう。
ここでは、新築マイホームの種類やそれぞれのメリット、デメリットをご紹介します。
マイホームを検討する際は、住宅の種類を知っておくことが大切です。住宅の種類は、大きく4つに分けられます。
住宅の主な種類 | |
建売住宅 | 完成済みもしくは完成予定の住宅と土地をセットで購入する
分譲住宅は建売住宅の一種 |
注文住宅 | 所有している土地もしくは購入した土地に好みの住宅を注文して建てる |
マンション | マンションの一室を購入する |
中古物件 | 中古の住宅やマンションを購入する |
住宅の種類によって価格や費やす時間、検討できる間取りなどが異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
一戸建てのメリットは、プライバシーを保ちやすく落ち着いた住環境で生活を送れることです。
マンションと比較すると間取りの自由度が高く、広いリビングや複数の個室なども検討できます。この他にも敷地に余裕があればガーデニングや小さな家庭菜園、敷地内に駐車場も確保できます。
一方、一戸建てのデメリットは、維持管理を個人で行わなければならないところです。例えば、マンションには設備を維持管理するための修繕積立金を設けているケースがありますが、一戸建てにはありません。
外装の塗り替えや設備の劣化が発生した際は、費用を捻出して対応しなければなりません。
また、マンションと比較すると、最寄り駅からやや離れた場所に立地しているケースが多いところもデメリットの1つです。通勤や通学時の負担や買い物に時間を要するなど、日々の生活で利便性に欠けることも考えられます。
マンションは防犯やセキュリティ面が強固であることと、共有施設の充実が大きなメリットです。
など、一戸建てには備えることが難しいセキュリティが備わっています。また、ジムやライブラリー、カフェなどの共有施設があれば、マンション内から出なくてもさまざまなアクティビティを楽しめます。
また、マンションは最寄り駅や繁華街から徒歩圏内に立地する物件が多い傾向にあるので、利便性を重視したい人にも向いているでしょう。
一方でデメリットは、プライバシーを確保しにくいところです。同じ建物内に複数の人が住んでいるため、一戸建てと比べるとプライバシーの確保は難しくなります。
また、エレベーターやジム、カフェなどの共用施設は利用しなくても管理費や修繕費などを支払わなければなりません。マンション内の設備や施設によっては、費用がかかり使用しないことも考えられます。
新築住宅を購入するメリットは、部屋の間取りや設計を自由にカスタマイズできることです。家族の人数やライフスタイルに応じて、暮らしやすい間取りを実現できます。
また、新築住宅には10年間の「住宅瑕疵担保責任保険」が付帯しています。住宅瑕疵担保責任保険とは不動産会社や建築会社が提供した住宅に瑕疵があった場合に、その補修のための費用を補填してもらえる保険です。
中古住宅にはない保険なので、安心して購入できる基盤が整っているところも新築住宅のメリットだと言えるでしょう。
一方で新築住宅を購入するデメリットは、コストが高くなる傾向があるところです。新しい住宅を建てるので、どうしても費用がかかります。
また、水道やガスなどの配管設備が整っていない土地に新築住宅を建築する場合には、新たな配管設備が必要な場合もあります。住宅以外にもコストがかかりやすい側面があるため、注意が必要です。
中古住宅は一戸建ての中では、コストを抑えやすいところがメリットです。検討したい中古住宅を実際に見て体験することができるため、暮らしをイメージしやすくなります。
キッチンやトイレ、お風呂を始め気になる部分はリフォームをして、好みのインテリアや間取りに変更することもできます。
一方で中古住宅を購入するデメリットは、間取りやデザインに妥協が必要なところです。中古住宅はインテリアや間取りのデザインが少し古いので、思い通りの雰囲気や導線にならない可能性があります。
併せて、以前の建築基準で建設された建物もあるため、耐震基準などに不安が残る場合もあります。
注文住宅を購入するメリットは、間取りやデザインなど一から自分の思い通りの設計ができる点です。マイホームが完成するプロセスを直接、確認することができるため品質に対しても安心感があります。
またこだわりポイントを整理・共有しておけば、予算の範囲内で理想のマイホームを検討することも可能です。
一方、注文住宅のデメリットは、一からマイホームを設計しなければならないため手間と時間を要します。もちろん、未完成の状態で契約手続きを進めることになるため、完成したマイホームを想像しづらい側面もあります。
また、金融機関から融資を受けて購入する場合は、契約手続きが煩雑になりやすいです。とりわけ新たに土地を取得する場合には、土地と建物の2つの契約を締結しなければなりません。不動産会社や金融機関での手続き方法を事前に確認しておくことをおすすめします。
建売住宅はすでに完成しているケースが多いので、生活をイメージしながら選べるところがメリットです。部屋の間取りや広さ、日当たりなどを実際に確認してから購入の判断ができます。
また、完成予定もしくは完成済みの状態なのでスケジュールが掴みやすく、引っ越しの予定や家具の買い替え予定などもスムーズに組めるでしょう。
一方で建売住宅のデメリットは、理想の間取りや設備を反映しづらいところです。注文住宅のようにオーダーメイドの家づくりとはいかないので、すでに決められた外構や内装をもとに検討を進めなければなりません。
オプションなどを利用して、既存の建売住宅に付加価値をつけることもできますが、販売金額に上乗せされるため、費用負担が大きくなることに注意が必要です。
ここからは、新築のマイホームを購入するまでの流れをご紹介します。
ステップ1では、マイホームを購入する業者を選定します。注文住宅の場合はハウスメーカーや工務店などが対象です。
ステップ2では、マイホームの種類を決めて、具体的な建築プランやコストを決めていきます。土地を探している場合は、建築プランの作成と併せて土地探しも開始します。
このときに、家づくりノートがあると、優先順位を押さえながらできる限り理想に沿った住まいが検討しやすくなるでしょう。
建築プランやコストが定まったら、物件の購入申し込みをします。購入申し込みとは、物件を購入する意思を示すものです。このときにハウスメーカーによっては、申込証拠金が必要となるケースがあります。
住宅ローンを組む場合は、物件の申し込みの前後で事前審査を受けます。事前審査では住宅が組めるかどうか、どれくらい借入ができるのかを確認します。
事前審査をしておかないと、いざ売買契約となったときにローンが組めない可能性があります。事前審査をして、確認しておくようにしましょう。
ここまで来たら、マイホームの売買契約を締結します。締結後に、住宅ローンの契約をすることでマイホームを購入する準備が整います。
実際に住宅ローンの融資が実行されるのは、基本的にマイホームの引き渡し日です。今回ご紹介した流れはあくまでも一例なので、工務店やハウスメーカーと相談をしながら進めましょう。
ここまで、後悔のない新築マイホームを購入するためのポイントについて解説してきました。マイホームの検討時に大切なことは、入念な事前準備と家族間での話し合いです。
入念な事前準備をしておけば優先順位を押さえたうえで、スムーズに検討を進めることができます。今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ理想のマイホームを検討してみてください。