新築の家に庭を作るメリットは?庭の種類や作る際のポイントも解説

家づくり
新築の家に庭を作るメリットは?庭の種類や作る際のポイントも解説

新築のマイホーム購入を検討するときは、外観や内装の他に庭を作るかどうかも悩むポイントです。庭があるとバーベキューができたりペットや子どもと遊べたりと、暮らしの中の楽しみが増えます。

そこでこの記事では、新築一戸建てに庭を作るか考えている方に向けてメリットやデメリットを解説していきます。また、庭の種類や作る際のポイントも紹介しますので、参考にしてみてください。

新築の家に庭は必要?メリット・デメリットを紹介

まずは、新築の家に庭を作るメリットとデメリットをご紹介します。マイホームを購入してどのような生活がしたいかをイメージしながら、参考にしてみてください。

メリット1 子どもの遊び場を確保できる

子育ての環境によっては、公園が遠かったり外遊びができる環境がなかったりと子どもの遊び場所に悩むことが多いかと思います。新築時に庭を作ると、下記のような子どもの遊び場を確保できます。

  • 芝生の上でのびのびと遊ぶ
  • ビニールプールや雪遊びなど季節の外遊びを楽しむ
  • 習い事の練習をする

庭をリビングから見える設計にしておけば、子どもの様子を見ながら家事や仕事をすることも可能です。

メリット2 ガーデニングや庭でのBBQを楽しめる

注文住宅に庭を作ると、ガーデニングやBBQを楽しめるようになります。本格的なガーデンは、庭がないと挑戦できません。

四季折々の草花やハーブなど、天候や気温に合わせて庭を彩る植物を育てられます。新築の記念にシンボルツリーなどの庭木を植えて、ともに年月を重ねていくことも可能です。

また、庭があると屋外でBBQなどの食事ができるようになります。キッチンから庭までの動線を工夫すれば、食材や道具の準備から片付けまでが手軽に行えます。

庭があることで余暇の過ごし方の幅が広がるのは、メリットの1つだといえるでしょう。

メリット3 家の中の日当たりが良くなる

庭があると家の周囲にスペースを作ることができ、隣の家や隣の土地との間に空間が生まれます。そのため、建物の影になりにくく、風通しや日当たりがよくなるメリットがあります。

日当たりがよくなると室内が明るくなるのはもちろんのこと、洗濯が乾きやすくなったり植物が育ちやすくなったりする側面もあります。

デメリット1 メンテナンスの手間・コストがかかる

庭を作ると楽しみが増える反面、メンテナンスの手間やコストがかかります。例えば、雑草が生えてきたら草刈りをする、芝生や植物の手入れをするなどの手間が増えるでしょう。

フェンスやウッドデッキを設けている場合は、定期的なメンテナンスが必要となるでしょう。

維持管理の方法は施工方法により異なるので、希望する完成イメージと手間やコスト面の両面から検討してみてください。

デメリット2 部屋が狭くなる

広い土地を所有している場合を除き、庭を設けるとその分建物を建てる面積が狭くなります。その結果、部屋数が減ったり1部屋ごとの面積が狭くなったりする可能性があります。

間取りや建物面積を工夫しながら、住まいの快適さを維持しつつ庭を検討することが大切です。

庭を作る際にまず決めるのは仕上げ方法!それぞれの特徴を解説

ここからは、庭を作るときに知っておきたい仕上げ方法をご紹介します。庭は仕上げ方法によって用途や特徴が異なるので、あらかじめチェックしておきましょう。

仕上げ方法は庭の使い方で決める

庭の仕上げ方法は、庭の使い方によって検討することが大切です。デザインや見た目だけで決めてしまうと、理想の使い方ができない可能性があります。例えば、ガーデニングをしたい場合は、土のままの場所がないと植物を植えることができません。

また、子どもが遊ぶ場所として使うなら、クッションとなる芝生があると安心して利用しやすくなります。このように、まずは庭の用途を明確にして、用途に応じた仕上げ方法を検討してみましょう。

庭の仕上げ方法の種類とそれぞれの特徴を解説

庭の仕上げ方法には、いくつかの種類があります。ここでは庭の仕上げ方法の種類とそれぞれの特徴を解説していくので、参考にしてみてください。

土のまま|予算がない場合にも作りやすい

1つ目は、土のままにする仕上げ方法です。大きな石や砂利を取り除くなど土の状態を整えることで、ガーデニングや家庭菜園がしやすくなります。費用のかかる施工を行わないため、庭にかかる予算を抑えられるところもメリットだといえるでしょう。

一方で、悪天候のときにぬかるんだり風が強い日に砂埃が舞ったりなどのデメリットがあります。また、他の方法に比べると見た目が味気なく感じることもあるでしょう。まずは土のままにしておき、将来的には他の方法で仕上げをする計画を立てるのも一つの方法です。

砂利|水はけがよく、防犯対策にもおすすめ

2つ目は、庭に砂利を敷き詰める仕上げ方法です。除草シートの上に砂利を敷くと雑草が生えにくく、お手入れが楽になります。

砂利を敷くことで水たまりやぬかるみができないので、天候問わず歩きやすくなるでしょう。また、砂利の上を歩くと音が出るため、防犯対策にもつながります。

デメリットとしては、自転車やベビーカーなどの運転がしにくいところです。小さな子どもが遊ぶ場合は足をとられやすく、転んでけがをする可能性もあります。

芝生|遊びやすく景観も良くなる

3つ目は、芝生を植える方法です。芝生には主に、天然芝と人工芝の2種類があります。天然芝は自然な風合いが魅力的ですが、芝刈りなどの定期的なメンテナンスが必要です。

人工芝は、化合物を使い天然芝に似せて作ったものです。除草シートと併用することで雑草が生えにくくなり、お手入れがしやすいところが特徴です。難燃性や抗菌機能などの機能が備わっている商品もあります。

芝生を植えることで緑が映える明るい雰囲気の庭になるでしょう。芝生がクッションとなるので転んでもけがをしにくく、子供やペットが遊びやすい環境を作れます。

一方で、人工芝は定期的に張り替えが必要です。天然芝も傷みや害虫により張り替えが必要となるケースがあります。そのため、メンテナンスに一定のコストがかかることは、注意したいポイントです。

コンクリート|掃除のしやすさが特徴

4つ目は、コンクリートでの仕上げ方法です。砕石を敷き詰めメッシュ筋などを設置し地盤を整えた上で、コンクリートを流し込み仕上げをします。コンクリートで仕上げると土や砂利が露出しないので、雑草対策が必要ありません。

ほこりやゴミが気になるときはほうきで掃いたり水で洗浄したりするだけできれいになるため、掃除や管理がしやすくなります。

一方で、コンクリートは直射日光が当たると熱くなる性質があります。夏場の温度上昇やコンクリートによる照り返しには、注意が必要です。また、砂利や芝生に比べると施工に費用と時間がかかるため、庭に使えるコストを念頭に置いて検討してみましょう。

レンガ・タイル|デザインが豊富でおしゃれ

5つ目は、レンガやタイルを敷いて仕上げる方法です。モルタルを敷いて地面を平にしてから、タイルやレンガを敷き詰めていきます。

レンガやタイルを使うと見た目が華やかになり、アンティーク調やヨーロッパ調の素敵な庭を演出できます。また、コンクリートと同様にメンテナンスがしやすいところも、レンガやタイルの特徴といえるでしょう。

デメリットとしては、他の方法よりも費用がかかる点です。レンガやタイルは種類が豊富で耐久性やデザインを考慮して選択すると、高くなる可能性があります。

仕上げ方法以外で庭を作る際に決めるべきポイント

前の章で紹介した地面の仕上げ方法以外にも、庭づくりの際に決めるべきポイントがあります。あわせて参考にしてみてください。

人やペットの動線

庭づくりでは、人やペットの動線を決めることが大切なポイントです。人の動線を決めるときは、道路や駐車場から玄関までの動線や庭の中での歩行スペースを考慮するといいでしょう。

また、子供やペットが庭で遊んでいる様子を家の中から確認できるような庭と室内の動線も配慮してみてください。庭と室内をスムーズに行き来できると、BBQや庭のお手入れなどもしやすくなります。

庭に置く物の配置

庭の用途に応じて下記のようなものを設置したい場合は、配置を検討してみましょう。

  • ウッドデッキ
  • テーブルや椅子
  • 物置
  • 置き型のガーデンフェンスや植木鉢
  • 散水栓ボックス

庭に置く物の配置によって、見た目の印象や機能性に違いが出ます。例えば、庭でガーデニングを楽しみたい場合は、植木鉢や散水栓の位置、テーブルや椅子などの位置をイメージしながら庭づくりをすると使いやすくなります。

道路や近隣住民からの視線

庭を作るときには、どこまでプライバシーを重視するのかも重要なポイントです。例えば、開放的な庭にしたい場合は、道路や近隣住民からの視線が気になる可能性があります。

とはいえ、プライバシーを優先するあまり目隠しフェンスや石垣などで庭を囲ってしまうと日当たりが悪くなり、閉塞感が出ます。暮らしの安全を確保しながらも、開放感を損なわない庭を検討してみましょう。

後悔しないために!新築での庭づくりのポイント

一度作った庭の仕様を変えるには手間もコストもかかるため、できるだけ失敗しないよう事前に検討することが大切です。ここでは、後悔しないためのコツを解説します。

庭の維持にかかる手間やコストを計画しておく

庭づくりを検討する際は、施工費用だけでなく維持管理も視野に入れて計画をたてましょう。

  • 庭の手入れにかかる負担や手間
  • 庭のメンテナンスにかかる費用

の2つを押さえて、継続してきれいな庭を維持できそうか考えてみてください。例えば、人工芝を選択した場合、手間は少ないですが定期的に張り替えのコストがかかります。定期的なコストの発生が負担に感じる場合は、他の仕上げ方法を検討したほうがいいかもしれません。

車や自転車の有無を考慮して庭の大きさを考える

庭の広さを決めるときには、車や自転車の有無を考慮しましょう。車や自転車の台数やサイズなどを考慮し、駐車場や駐輪場にあてる面積を事前に決めることが大切です。動線にも気を配り、どの場所に駐車場や駐輪場を割り当てるのかも事前に検討しておきましょう。

現時点では車や自転車の保有はなかったとしても、ライフスタイルや家族構成の変化で増える可能性があります。将来のことも考えながら、駐輪、駐車スペースと庭のバランスが取れるような間取りを考えましょう。

はじめから作り込まず徐々に完成させる

最初から完璧に庭を仕上げようとすると、思った以上に手間やコストがかかり負担が大きくなる可能性があります。

  • 庭の一角に花壇を作る
  • 土のままの仕上げにして使い方に応じて手を加える
  • 芝生を敷くスペースを限定する

など、まずはできる範囲で始めてみるといいでしょう。庭のお手入れに慣れて具体的な活用方法が明確になったところで、手を加えていくと満足のいく庭が作りやすいです。

庭付きの家を実際に見てイメージを膨らませる

ここまで新築の家に庭を作るときのポイントを述べてきましたが、実際の家や庭を見学してイメージを膨らませたい人も多いでしょう。とはいえ仕事が忙しくて住宅展示場までなかなか出向く時間がない人は、オンライン展示場の「LIVRA WORLD」がおすすめです。

LIVRA WORLD」は、スマートフォンやタブレットからいつでも見学ができます。写真上で見学できるだけではなく、VR技術を利用して実際にその場にいるような感覚で見学できるのも特徴です。

また、モデルハウスをネット上でカスタマイズしてシミュレーションしてみたり予算に合わせた簡単見積もりを取得できたりと、オンライン展示場ならではのサービスが利用できます。

新築の家で庭を作る際によくある質問

最後に、新築一戸建ての家で庭を作る際によくある質問をまとめました。

新築で家を建てた後から庭を作ることはできる?

庭は新築時に完成させる必要はないため、後から作ることが可能です。ただし、以下の3つ

に注意しましょう。

①外構工事

新築時に水道管などの配管が地中に埋められるため、後から外構工事をするときは掘削できる範囲が制限される可能性があります。

②駐車場

新築時に駐車場のスペースを考慮していなかった場合、庭の広さによっては大部分が駐車場で埋まることが考えられます。駐輪場や駐車場は新築時に検討しておき、庭にできるスペースを余分に残しておきましょう。

③デザインの統一感

新築時は家と庭を同時に設計するため自然と統一感が出ますが、庭を後から検討すると雰囲気を揃えることが難しい場合があります。

庭は専用の施工会社に依頼するべき?

新築住宅を建てるときに庭づくりを庭専用の施工会社に依頼するべきか迷う場合は、まずは家の施工を請け負うハウスメーカーや工務店に相談するとよいでしょう。

外構工事も請け負っている場合があり、建物の工事と並行して打ち合わせができるかもしれません。

「ハウスメーカーや工務店が外構工事を請けられない」「施工費用を抑えたい」「庭を凝ったデザインにしたい」といった場合は、庭専門の施工会社に依頼するとよいでしょう。

施工業者を探す手間や打ち合わせの時間が増えるものの、外構工事のプロならではのノウハウを活かした庭づくりができます。

なお、庭専用の施工会社に依頼するときは、アフターサービスや対応の柔軟性などを事前に確認しておきましょう。

まとめ

今回は、新築の家に庭を作るメリット・デメリットや庭仕上げの種類と仕上げのポイントについて解説しました。

庭づくりは楽しみの幅が広がる一方で、メンテナンスの手間やコスト面などを考慮する必要があります。庭も家づくりと同じように、必要性やどのような使い方をしたいかをしっかり検討しましょう。



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