住宅展示場の見学時の注意点は?準備するべきことも紹介!

家づくり
住宅展示場の見学時の注意点は?準備するべきことも紹介!

家を建てたいと考えた時に、住宅展示場に足を運ぶ人は多いのではないでしょうか?たしかに、一世一代の大きな買い物になり得るマイホームの建築において、まずは実際にモデルハウスを見てみようと考える人は多いです。

しかし、いざ住宅展示場に訪れても何をどう見たらいいのかわからないという方も多くいます。

この記事では、住宅展示場に訪れる際のチェックポイントから注意点まで詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

住宅展示場の見学は必要?参加する3つのメリット

必ずしも住宅展示場へ行かなければいけないわけではありません。しかし、住宅展示場に足を運ぶことで、以下の3つメリットが得られます。

  • モデルハウスから理想の住宅イメージを明確にできる
  • 家づくりの情報を入手できる
  • ハウスメーカーの比較ができる

それぞれのメリットについて詳しく解説します

モデルハウスから理想の住宅イメージを明確にできる

住宅展示場を訪れることで、理想の住宅のイメージを明確にできます。実際に展示されているモデルハウス内を歩き、間取りやインテリアデザインを目にすることで、自分の暮らしに合った理想の住まいを具体的に想像できるでしょう。

自分のライフスタイルや好みに合った住宅の要素を明確にし、将来の住宅イメージをより具体的に進めることは、自身の理想の住まいを実現するための重要なステップです。したがって、住宅展示場に足を運ぶことは大きなメリットがあるといえるでしょう。

家づくりの情報を入手できる

住宅展示場の見学は、家づくりにおいて貴重な情報を入手できる絶好の機会です。展示されているモデルハウスや資料から、建物の構造や素材、内装デザインなど、さまざまな情報を収集できます。実際に目で見て、直にモデルハウスに触れることで、自分の希望に合った要素を見つけられるでしょう。

また、展示場には専門のスタッフが常駐しており、家づくりに関する疑問や質問に答えてくれます。彼らは住宅に関する知識が豊富であり、建築や設備についての知識を持っています。スタッフに相談することで、家づくりの流れや予算の話といった、より具体的なアドバイスを受けられるでしょう。

ハウスメーカーの比較ができる

住宅展示場の見学は、複数のハウスメーカーを比較できる絶好の機会です。展示されているモデルハウスは、異なるメーカーの住宅をひとつの場所で見比べられるため、各メーカーの特徴や工法を直接比較できます。

住宅展示場を訪れる際には、それぞれのハウスメーカーが提供している特徴に注目しましょう。間取りや使われている素材、設備の品質などを比較することで、自分の希望や要件に最も合ったメーカーを見つけられます。

住宅展示場を見学する時のチェックポイント6つ 

住宅展示場という住宅に関する情報を得られる絶好の機会を無駄にしないためにも、以下のポイントは必ずチェックしておきましょう。

  • 部屋の間取りや大きさ
  • 内装
  • 設備
  • 構造や工法
  • 性能
  • 保証・アフターサービス

部屋の間取りや大きさ 

住宅展示場を見学する際に重要なチェックポイントのひとつは、部屋の間取りや大きさです。展示されているモデルハウスを見て、自分のライフスタイルや家族のニーズに適しているかどうかを確認しましょう。

たとえば、リビングルームや寝室、キッチンなど、各部屋の配置や動線を理解することも重要です。配置や動線が自分に合っているかどうか、使い勝手や快適性を考えながらチェックしましょう。

また、部屋の大きさも確認しておきましょう。実際に部屋に入り、広さを体感することが重要です。家具の配置や生活スタイルを想像し、充分なスペースが確保できるかどうかをイメージしましょう。また、将来の家族の変化や成長に対応できる余裕があるかもチェックすべきポイントのひとつです。

内装 

内装は住宅展示場を見学する際に重要なポイントです。内装は、居住空間の雰囲気や快適さを決める要素であり、自分の好みやライフスタイルに合ったデザインや素材を見つけることが大切です。

まず、色やデザインに注目しましょう。自分の好みに合ったカラーやデザインがあるか確認し、心地よい空間を選ぶことが重要です。

次に、素材の品質をチェックしましょう。床や建具などの素材が耐久性やメンテナンスのしやすさを備えているか確認し、長く快適に使えるかを判断してください。

また、収納スペースの充実度も重要です。自分の必要な物を収納できるか、使い勝手がいいかを確かめましょう。これらのポイントを考慮しながら内装を見学すると、理想の住まいに近づけるはずです。

 設備 

設備は快適な生活を送る上で重要な要素であり、自分のニーズに合った機能や品質を確認することが大切です。

キッチンにおいては、キッチンスペースや収納の使い勝手、調理機器の性能などが重要です。バスルームの設備では、シャワーの水圧や温度調節、浴槽の快適さなどがポイントとなります。

また、暖房や冷房の性能も重要です。これらの設備が自分の生活に合っているかどうかを見極めることで、理想の住まいを選ぶ手助けになります。

構造や工法 

住宅展示場を見学する際には、構造や工法にも注目しましょう。建物の耐久性や安全性は、長期的な住まいの品質を左右する重要な要素です。

建物の構造については、壁や柱の配置、基礎の頑強さなどをチェックします。次に、使用されている断熱材や防音材にも注目しましょう。これらは快適な居住環境をつくるために重要です。

また、工法も重要な要素です。木造や鉄骨造など、異なる工法にはそれぞれの特徴やメリットがあります。自分の好みや地域の条件に合った工法を選ぶことが大切です。

これらの構造や工法のポイントを押さえることで、長期にわたって安心して住むことができる住まいを選べます。

ただし、これらの内容は難しいため、展示場での見学時には、構造や工法について質問するなどしてチェックすることがおすすめです。

 性能 

耐震性・気密性・断熱性・遮音性・耐久性などの住宅性能もチェックしましょう。

  1. 耐震等級・UA値・C値・Q値などの数値の違いは何か?
  2. 長期優良住宅認定制度・ZEH(ゼッチ)・低炭素建築物認定制度など何が違うのか?
  3. 使用している断熱材やサッシ・換気設備などの種類や配置は?

これらを担当者に確認し、自分たちの求める性能レベルをよく検討しましょう。

2については「住宅性能表示」という、建築する物件を第三社機関に評価してもらい、その認定書を発行してもらっている会社もあります。

この性能表示のためには相応の費用がかかりますが、認定書を発行してもらうことで受けられる各種補助金制度もあります。住宅会社を比較検討する際は、住宅性能表示もひとつの目安にしましょう。

保証・アフターサービス

住宅を完成・引き渡しをした後にこそ信頼関係を築いていける会社は非常に安心です。新築住宅には「品確法」により、引き渡してから10年の瑕疵担保責任があります。

  • 構造耐力上主要な部分(基礎・杭・筋交いなど)
  • 雨水の侵入を防止する部分(屋根・外壁など)

入居後にこれらの不備が見られた場合、売主が修繕費用を負担することになります。

この10年を過ぎた後の保証・アフターサービスがどの程度なのかは非常に重要です。20年保証してくれるのか、30年なのか、どこまでが無償でどこからが有償なのかを確認しましょう。

アフター点検を実施している会社は、何年ごとに何年後まで来てくれるのか、自社の担当者が来るのか、委託会社の人が来るのかなども確認しておくと安心です。

住宅展示場を見学する際に注意するべきマナー 

住宅展示場では、気軽に見学できるとはいえ、以下のような最低限のマナーは守るようにしましょう。

  • モデルハウスや家具を傷付けない
  • 子どもから目を離さない
  • 写真撮影は担当者の許可を取る

モデルハウスや家具を傷付けない

住宅展示場を見学する際に注意するべきマナーとして、モデルハウスや家具を傷付けないようにしましょう。傷や汚れが付かないように、かばんやキーホルダーの金具などにも注意してください。

また、持ち込んだ飲食物の摂取を控え、汚れた手で家具や壁面に触れることのないようにすることも大切です。展示場内は清潔に保つことが求められますので、飲食物は指定されたエリアでのみ摂取してください。

子どもから目を離さない

住宅展示場を見学する際に注意するべきマナーとして、子どもから目を離さないようにしましょう。子どもを大人しくさせることは難しいかもしれませんが、展示場によってはキッズスペースが設置されている場合や保育士さんがいる場合があります。これらの設備を利用すると、ゆっくりと見学を楽しめます。

ただし、人見知りや場所見知りの強い子どももいるかもしれませんので、保護者が交代で付き添って外に出るなどの対応も必要です。

展示場内は多くの人が集まる場所ですので、子どもが他の見学者や展示物にぶつかったり、迷惑をかけたりしないようにも注意しておきましょう。周囲の人々のプライバシーや快適な見学環境を尊重するために、子どもの行動に配慮することも大切なマナーです。

写真撮影は担当者の許可を取る

現在、SNSの普及により、写真の取り扱いには慎重さが求められています。各住宅展示場では、写真撮影を許可しているところもあれば、プライバシーや企業情報の漏洩を防ぐため、撮影禁止としているところもあります。また、一部の住宅展示場では、特定の条件下でのみ撮影が許可されることもあるのです。

もちろん、帰宅後に参考のために写真を撮影したいという気持ちは理解できますが、撮影を行う前には必ず営業担当者に確認をしましょう。そうすることで、適切なマナーを守りつつ、展示場を訪れた体験を後から振り返るための写真を撮影できます。

住宅展示場を見学する際の注意点

せっかく住宅展示場を見学するのであれば、事前準備をして有意義な時間にしましょう。事前に知っておきたい注意点をご紹介するのでチェックしておいてください。

当日は動きやすい服装にする

当日は、動きやすい服装を選ぶことが重要です。住宅展示場では、さまざまなモデルハウスを見学するため、歩き回ることになります。長時間立っていたり、階段を上り下りしたりする場合もあるかもしれません。そのため、楽に移動できる服装を選ぶことで、無理なく見学に集中できるでしょう。

動きやすい服装として、ジーンズやカジュアルなパンツ、そして快適なシャツやTシャツなどがおすすめです。また、歩きやすい靴を選ぶことも重要でしょう。スニーカーやフラットな靴が最適であり、長時間の見学中でも足への負担を軽減してくれます。

準備をしっかり行う

本格的にマイホームを建てることを検討している人は、必ず事前準備をしてから住宅展示場に訪れましょう。見学する時のチェックポイントをメモしておくことや、モデルハウスを展示しているハウスメーカーを事前に調査しておくことをおすすめします。

行き当たりばったりで住宅展示場に訪れてしまうと、モデルハウスのどこを見ればいいのかわからず、営業担当者に声をかけられても何を話していいのかわからないという状況に陥ってしまうでしょう。

そうならないためにも、事前に準備しておくことは非常に重要です。家族で話し合い、理想のマイホームを固めておくことや予算を大まかに決めておくことも準備のひとつといえるでしょう。

時間に余裕を持って参加する

土日や連休の住宅展示場は混み合います。時間帯によってイベント目的のお客さんが集中する場合もあるでしょう。そのため、事前に駐車場の場所やイベント情報などを確認しておき、時間に余裕を持って参加することが大切です。

とくに子ども連れの場合、子どもの食事やお昼寝の都合によって慌ただしくなりがちです。長時間の見学は子どもも大人も疲れてしまうので、多くても1日3社程度に絞ることをおすすめします。

モデルハウスの設備は標準仕様ではないことを理解する

ハウスメーカーや工務店には「標準仕様」というものがあります。基本的な設備や材料などをパッケージ化し、予算を立てやすくするためです。

しかし、モデルハウスの設備や内装は、グレードが高く標準使用でない場合が多いです。モデルハウス級になると思っていたのに、実際契約してみると思ったよりグレードの低い設備でがっかりしたといった声もよく聞きます。

住宅会社とトラブルにならないためにも、どこまでが標準仕様なのか、どこからがオプションになるのかはしっかり確認しておきましょう。

アンケートにしっかり要望を書く

モデルハウスに入ると、まずアンケート記入をお願いされるケースがあります。しつこい営業電話がないか心配な場合や、インテリアの参考に見たいだけだった場合などは断っても問題ありません。

しかし、前向きに検討している住宅会社のアンケートであれば、むしろしっかり要望を書くことをおすすめします。要望を記載しておくことで、営業担当者がこちらの要望を明確に把握できます。そうすることで、モデルハウス見学後の話し合いをスムーズに進められるでしょう。

即決せずにじっくり検討する

モデルハウスの営業担当者と話がはずんだり、営業担当者の印象がよかったりすることがよくあります。しかし、住宅建築は非常に大きな買い物であるため、即決はしないようにしましょう。

あまり資金計画や希望条件などが固まっていないうちから、営業マンのペースで話が進むのはよくあるケースです。出会いやタイミングに縁を感じるのもいいですが、充分な情報を得た上で、じっくり比較検討しましょう。

住宅展示場を見学するためにやっておきたい準備

住宅展示場の見学をより充実したものにするために、以下の準備を行いましょう。

  • マイホームの条件を明確にしておく
  • 住宅展示場の情報を集める
  • 優先的に見学したいハウスメーカーを決める
  • 質問リストを作成する
  • 住宅展示場の見学予約をする
  • 訪問時に持って行くとよいアイテムを確認する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

マイホームの条件を明確にしておく

ただやみくもに展示場の見学をするのではなく、マイホームの条件を明確にしておくことが重要です。土地の広さや坪数、駐車場や庭の有無、間取りや設備といった条件をある程度まとめておきましょう。

もちろんすべて条件を完璧に決めておく必要はありませんが、営業担当者に理想のマイホーム像を共有できる程度には明確にしておくことをおすすめします。そうすることで、より具体的な話し合いができるようになるでしょう。

住宅展示場の情報を集める

まずは、どの住宅展示場に行くかを決める前に、情報収集を行うことが重要です。住宅雑誌や住宅情報サイト、各ハウスメーカーや工務店のウェブサイト、そしてSNSなどをチェックしましょう。

そこには見学会やイベント情報に加え、具体的な建物の構造や性能の特徴も紹介されています。また、会社のスタッフ情報やブログがある場合、社員の雰囲気や家づくりの進行状況を知ることも可能です。

これらの情報を参考に、自分たちの希望に合う会社を絞り込めるでしょう。さまざまな情報を通じて相性のよさそうな会社を見つけ、その上で住宅展示場にて実際にその会社のモデルハウスを見学してみましょう。

優先的に見学したいハウスメーカーを決める

住宅展示場の情報を集めたら、優先的に見学したいハウスメーカーを決めましょう。住宅展示場には複数のハウスメーカーがモデルハウスを展示しているため、1日ですべてを回り切るのは非常に困難です。

カタログやウェブサイトに掲載されている施工事例を確認し、住宅性能や予算といったより細かな情報を知りたいと思えるハウスメーカーをいくつか絞り込みましょう。その上で、実際に住宅展示場に足を運び、営業担当者に細かく質問してみることをおすすめします。

質問リストを作成する

住宅展示場を訪れる際には、積極的に質問をすることが重要です。そのために、質問リストを作成することをおすすめします。事前の情報収集段階で気になったことや、自分たちの希望条件が満たされるかどうかを確認しましょう。

各社を比較しやすくするためには、会社ごとに箇条書きでリストを作成しておくこともおすすめです。箇条書き形式だと、質問と回答が一目でわかります。

また回答してもらった内容を家に帰ってからも確認できるので、家族間での情報共有もスムーズに行えるでしょう。

住宅展示場の見学予約をする

優先的に見学したいモデルハウスから、順番に見学予約を取りましょう。モデルハウスの中には予約なしでも見学可能なところもありますが、完全予約制の場合もあるため必ず事前に確認しておいてください。

仮に予約なしで行った際に、営業担当者が他のお客様を接客中の場合、1〜2時間待つこともあります。一方で予約をしてくれたお客様は、建築意欲の高い顧客と認識されるため、経験豊富な担当者がすぐに対応してくれるケースが多いです。

また、見学予約をすると特典としてギフト券などが用意される場合もあります。スムーズにモデルハウスを見学するためにも、予約を忘れずに行いましょう。

訪問時に持って行くとよいアイテム

モデルハウスに持って行くのに、おすすめのアイテムがあります。たとえば、以下のようなアイテムです。

アイテム例 使い方
カメラ(スマホ) 外観、インテリア以外にも、気になる素材やコンセント位置などを写真に残しておきましょう。
メジャー 寸法感覚は家づくりで重要です。天井高、廊下幅、家具の大きさ、家電の大きさなどを測り、実際の家づくりの参考にしましょう。
メモ帳と筆記用具、バインダー 質問リストを持ち、寸法や気になったことなどのメモを取りましょう。

モデルハウスによっては、資料やノベルティを入れる紙袋を用意してくれるところもありますが、念の為これらをまとめて入れられる大き目の手提げ袋があると便利です。

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住宅会社を決めるまでに、家族でできるだけ情報共有しながら進めるのが大切です。カタログ、写真、メモなど目に見えるものが多くあれば、わかりやすく家族で比較検討しやすくなります。

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まとめ:準備や注意点がわかったら住宅展示場に行ってみよう

マイホームが欲しくなったけどまず何からしたらいいのかわからないと悩んでいる方が、安心して家づくりのスタートをきれるように住宅展示場のチェックポイントや注意点について解説しました。

住宅展示場に行ってみるか迷っている方は、まずは一度、気軽に足を運んでみましょう。マイホームの理想を膨らませる非常にいい機会になります。

また、モデルハウスの見学が有意義な時間になるように、見るべきポイントや注意点をチェックしておクことも大切です。しっかり準備しておくことで、後悔のない家づくりを始められます。



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