間取りの工夫例7選+収納アイデア7選!間取りの決め方のポイントも
マイホームを新築するとき、...
マイホームを建築する際には、土地探しは非常に重要です。しかし、土地探しには探し方や見るべきポイントなど、多くの疑問や難しさを感じる人も多いことでしょう。
円滑に土地探しを進め、理想のマイホームを完成させるためには、まずは土地探しに関する理解を深めることが重要です。そこで今回は、土地の探し方や事前準備、土地探しのヒントについて説明していきます。
夢のマイホーム建築を考えている方々は、ぜひ参考にしてください。
目次
土地を探す方法は4種類あります。どのような方法で土地を探せるのかチェックしてみてください。
インターネットを利用すれば、誰でも手軽に土地探しを行えます。不動産会社のウェブサイトや不動産情報のポータルサイトなどを活用すると、全国の土地情報を検索することが可能です。自分が住んでいるエリアや関心のあるエリアの土地情報をまとめて検索できます。
さらに、条件を絞った検索も行えます。坪単価や土地の面積、建築条件などを指定して、自分の希望に合った土地を手軽に見つけることが可能です。また、希望するエリアの土地価格の相場や周辺環境についても理解を深められるでしょう。
ただし、情報が更新されていない場合もあるため、注意が必要です。掲載されている土地がすでに売却されている場合もありますので、気になる土地を見つけたら早めに不動産会社に相談することが大切です。
土地を購入する際には、不動産会社を利用することを考える方もいるでしょう。不動産会社は、土地の購入手続きに関する仲介業務を行っており、実際に店舗に足を運んで相談すると、さまざまな情報を提供してくれます。また、ネット上には掲載されていない未公開物件の情報を持っている可能性もあるため、希望に合う土地をより広範囲から探せるでしょう。
ただし、注意点として、不動産会社には一戸建て住宅に特化した会社やマンションの売買に強い会社など、得意分野が異なることがあります。したがって、マイホームの土地に関する情報を多く持っている不動産会社を選び、依頼することが重要です。
家を建てる際、ハウスメーカーや工務店といった施工会社に依頼をして建築計画を立てていきます。その際、ハウスメーカーによっては、土地探しをサポートしてくれるお店も存在するので、相談をしながら土地購入を検討してみてください。費用計画や間取りの設計も同時進行が可能なので、マイホーム計画をスムーズに立てやすいメリットがあります。
また、土地の購入と自宅の建築を同じ会社に依頼できるので、相談窓口をひとつにできる点も魅力です。負担が少なくなるので家づくりのストレスも軽減されるでしょう。
もし住みたいエリアがすでに決まっている場合、近隣の地域や通勤・通学に便利な場所を自分たちの足で探してみることもひとつの方法です。
「売却中」という看板が立てられている土地は、購入を希望する人を待っている可能性が高いです。そのような土地に出会った場合は、看板に書かれた不動産業者に連絡して詳細情報を聞いてみましょう。徒歩や自転車、車などを利用して探索する際には、同時に周辺環境もチェックできます。
ただし、散策をしても条件に合う土地が見つからない場合もあるでしょう。その際には、先ほど紹介した方法とあわせて、土地探しを進めていきましょう。
失敗しない家づくりをするためには、土地選びの事前準備を入念に行うことが大切です。ここからは、どういった準備が必要なのか解説していきます。
土地を探す際には、家族が考える希望条件を洗い出す必要があります。たとえば、以下のような条件が考えられます。
一人ひとりの譲れない条件を明確に洗い出し、優先順位を決めておきましょう。
不動産会社やネットを使って土地探しをする前には、暮らすエリアを決めておく必要があります。子どもの学区内や勤務先へのアクセスがしやすい場所、買い物に便利なエリアなど、人によって希望エリアは異なるものです。いくつかの候補をピックアップして、土地探しをしていきましょう。
土地を探す際には、住宅ローンを組むための予算を事前に設定する必要があります。土地と住宅の予算上限を決めておくことは重要です。土地の価格は地域や広さによって異なるため、予算内で建築が可能な土地を選ぶためには、優先順位や希望するエリアを考慮することが大切です。土地購入に伴う費用やマイホーム建築にかかる費用についても詳しく説明していきます。
土地を購入する際には、土地価格以外にもさまざまな諸費用が発生することに留意してください。たとえば、仲介手数料や手付金、印紙代、登記費用、ローン手数料などが土地購入時にかかります。それぞれの相場は以下のとおりです。
諸費用 | 相場 |
仲介手数料 | 土地価格×3%+6万円+消費税 |
手付金 | 土地の売買価格の10%以下 |
印紙代 | 10,000~60,000円
(軽減税率の場合:5,000~30,000円) |
登記費用 | 土地の売買価格の1.5%程度 |
ローン手数料 | 借入金額の2%程度 |
また、土地を取得した後には、不動産取得税や固定資産税、都市計画税などの税金を支払う必要もあります。土地の状況によっては、地盤改良工事費や地盤調査費、水道やガスなどのインフラ設備費、古い建物の解体費なども負担しなければなりません。
土地ごとに費用が異なる場合があるため、事前に不動産会社に相談することをおすすめします。
マイホームを建築する際にも、建築費用以外にさまざまな費用が発生します。引っ越し代や家具・家電の購入費、地鎮祭や上棟式の費用、工事請負契約に伴う手数料などがその例です。
住宅ローンを無理なく組むためにも、必要な費用の範囲を事前に調査しておきましょう。もし予算に不安がある場合は、信頼できるハウスメーカーや工務店の担当者に相談してください。彼らは費用に関するサポートや資金計画の立案をお手伝いしてくれるので、安心して家づくりを進められるでしょう。
理想の土地を探すためにも、土地探しのコツをご紹介していきます。後悔しない家づくりをするための参考にしてください。
スムーズな土地探しをするためにも、土地に関するある程度の知識を身に付けることは大切です。ここでは、重要度の高い要素をピックアップして解説していきましょう。
土地には、建ぺい率や容積率といった制限が設けられています。
建ぺい率は一般的に30~80%です。ただし、角地などの土地条件によっては設定されている建ぺい率よりも緩和されるケースもあります。
容積率に関しては、延べ面積となるので2階建てであれば1階と2階の床面積の合計となります。土地探しをする際には、建ぺい率や容積率もチェックし、建てられる建物面積についても確認してください。
建ぺい率や容積率以外にも建築制限は複数存在します。たとえば、斜線や日陰、高さ、高度地区による制限などです。
その他にも、防火地域や耐火建築物といった防火による制限が課せられている土地もあります。「希望している高さの家が建てられなかった」「小屋裏収納をつくれなかった」など、後悔しない家づくりをするためにも、購入する前に制限がないか確認しておきましょう。
希望する土地を見付け出すために、中には土地探しに2〜3年といった多くの時間を費やす方もいます。
しかし、それではいつまで経っても土地を決められません。スムーズに家づくりを進めていくためにも「いつまでに土地を買う」と期限を決めておくことは大切です。一般的には4か月~1年が土地探しの目安です。「期間内に見つかりそうにない」といった場合には、条件を再度検討してみるか、これまで探した候補の中から選ぶようにしましょう。
気になる土地を見つけたら、現地まで足を運んでみましょう。周辺情報に関してはネットでも確認できるほか、不動産会社の担当者に問い合わせても教えてくれます。
しかし、実際に訪れて見てみると印象や雰囲気が違って感じることもあるでしょう。以下で現地に足を運んだ際のチェックポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
土地を調べる際には、まず隣の家との距離を確認することが大切です。もし隣の家の木がはみ出していたり、屋根が出ていたりするような場合は、放置しないようにしておきましょう。
トラブルを避けるためには、事前に不動産会社に相談することがおすすめです。購入前に隣の家の方と話し合い、問題を解決してもらえるはずです。
周辺環境や土地の広さなどは、インターネットで確認できますが、騒音や異臭については実際に現地を訪れないとわからない場合があります。騒がしい環境や異臭のある環境では、快適に過ごせない可能性があるため、購入前にしっかりとチェックしておきましょう。
ゴミ焼却場や下水処理場、危険物を扱う工場など、嫌悪感を抱くような施設が周辺に存在しないか確認することも大切です。
子どもがいる場合は、道路の安全性についてもチェックしておきましょう。主なチェックポイントは以下のとおりです。
道路に関して不安要素がある場合は、直接確認することで、購入前に避けられます。子どもの安全を守り、安心して住める治安のよい場所で暮らすためにも、必ず確認しましょう。
さらに、道路だけでなく、生活の安全性も考慮する必要があります。検討している土地の場所にどのようなリスクが存在するのかを把握するために、洪水や土砂災害、津波などの災害リスクに関する情報を調べることが重要です。道路防災情報やハザードマップポータルサイトを活用して、万が一の際にも迅速に対応できる場所に土地があるかどうかを確認してください。
快適な生活を送るためには、周辺地域の利便性も重要です。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどのお店や、医療機関、銀行、役所など、日常生活で利用する施設が周辺にあるかどうかを確認しておきましょう。もし周辺にない場合は、これらの施設へのアクセスが容易な場所にあるかどうかも確認してください。
土地探しで理想の土地が見つからない場合、中古物件付きの土地を検討してみるのもひとつの方法です。更地の土地を探すよりも、中古物件付きの土地ならば選択肢が広がるので、自分の希望に合った土地を見つけやすくなります。
ただし、中古住宅を解体するには費用がかかることを忘れずに考慮してください。事前に「どのくらいの費用が必要になるのか」や「予算内に収まるのか」を確認しておくことが重要です。
希望する土地が見つかった際には、早めに申し込みを行いましょう。よい条件の土地は、購入希望者も多くいます。先を越されて後悔しないためにも、購入の決断は早めに行い、売買契約に進んでください。
後悔しない家づくりを行うためにも、土地探しの注意点を解説していきます。
三角形の土地や奥に広がる形状をした旗竿地は、周辺にある土地と比較すると安い価格で購入できます。税務上の評価も低くなるので税率も抑えられ、魅力を感じやすい土地です。
しかし、ある程度設計プランが決まっているハウスメーカーの場合、プランどおりに家を建てられないので建築費用が割高になる可能性があります。そのような土地でも建築は可能か、あらかじめ相談しておきましょう。
土地の前に消火栓が設置されているケースもあります。こうした土地では、道路交通法第45条第1項によって駐車禁止の場所が指定されているため注意が必要です。
「車庫をつくりたい」「カーポートを設置したい」「駐車場をつくりたい」といった考えがあったとしてもスペースをつくれないので、消火栓がないか、事前に確認しておきましょう。万が一設置されている場合には、駐車禁止の範囲をチェックしてください。
季節ごとの日射角度や土地の方角により、日当たりは変わります。「南向きの土地であれば日当たりがいい」と考える方もいますが、日射角度や周辺にある建物の影響で日当たりが悪くなる可能性もあるので注意が必要です。
そのため、必ず現地を訪れて日当たりを確認しましょう。その際、可能であれば朝・昼・夜と時間帯ごとの日当たりをチェックしてみてください。ハウスメーカーや不動産会社の担当者に聞くのもおすすめです。
現地に訪れた際、隣家との間にある境界杭をチェックしてください。元々農地だった土地では、境界杭がなく境界が曖昧になっているケースもあります。
隣家との境界線が明確でない場合、購入する前に売主と隣家とで境界線を判断してもらいましょう。明確になっていないまま住んでしまうとトラブルになる危険性があります。現地調査をした際に境界杭がなかった場合には、まずは不動産会社の担当者に相談してみてください。
購入を検討している土地が私道負担付きかも確認しましょう。
私道負担のある土地は、私道の整備や維持のための費用が発生する可能性があります。自治体から補助を受けられることが多いですが、それでも全てが補われるわけではなく、自己負担が必要となるケースがあるのです。
また、法律上、私道部分に費用を投じて自己で整備したとしても、その使い方は制限されます。持ち主が自由に使うことは許されないため、勝手にカーポートなどを設置することもできません。
加えて、私道負担のある土地は人気が低く、売却することが困難な可能性もあります。そして、私道の所有権が自分にない場合、勝手に補修等を行うことは法的に禁止されています。配管などの工事を行う場合も、都度、持ち主の許可を得る必要があるため、不便さを感じることもあるでしょう。
今回は、家づくりを成功させるために大切な土地探しのコツをご紹介しました。土地の大きさや周辺環境だけではなく、建ぺい率や容積率といった建築規制についても考慮して土地を探す必要があります。土地を購入する際は、建築条件がないか、理想どおりの住まいを建てられるかどうかを必ずチェックしてください。
そして、快適な住まいを実現できるよう、しっかりとシミュレーションをしてから土地の購入を検討しましょう。
希望する土地を見つけるためには優先順位を決定し、予算に見合った土地を探さなければいけません。そして、理想に近い土地が見つかれば間取りや設備を考えていきます。
家づくりでは、快適な暮らしを手に入れるために「具体的にイメージをする」ことが大切です。しかし、初めての家づくりなのでイメージしにくい部分もあるでしょう。
そんなときには、バーチャル住宅展示場の「LIVRA WORLD」を活用してみてください。スマートフォンやタブレット端末を使い、自宅にいながらモデルハウスをカスタマイズできるので、理想の家づくりを手軽にシミュレーションできます。「仕事が忙しくて展示場に足を運べない」「子どもがいて思うように家づくりを進められない」と考えている方にもおすすめです。