間取りの工夫例7選+収納アイデア7選!間取りの決め方のポイントも
マイホームを新築するとき、...
家づくりを計画する上で、予算をどうするか悩んでしまう人も多いでしょう。中には「家を建てたいけどなるべく予算を抑えたい」と考える人もいるはずです。そんな方におすすめしたいのが、ローコスト住宅です。
ローコスト住宅であれば、予算を抑えた家づくりを行えます。そこで今回は、おすすめのローコストハウスメーカーを9社厳選してご紹介します。さらに、ハウスメーカーを選ぶポイントやローコスト住宅を建てるメリット・デメリットについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそも「ローコスト住宅」とは、一般的な相場価格よりも安い価格で提供されている住まいのことです。一般的な建築会社で注文住宅を建てた場合、坪単価は60~80万円以上かかるとされています。しかし、ローコスト住宅だと坪単価30~60万円程度まで抑えることが可能です。
なぜ同じ家づくりでここまで費用を抑えられるかというと、さまざまな経費を抑えながら提供しているからだといえます。たとえば、ローコスト住宅を手掛ける企業の中には、宣伝費用にお金をかけていないケースがあるでしょう。また、シンプルな間取りで規格化することで、建材・建具・設備などの費用を安く抑えられます。
各ハウスメーカーによるさまざまな工夫によって、費用を抑えた住まいづくりを可能にしているのです。
費用を抑えて家づくりをしたい方には、ローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーに依頼するのがおすすめです。しかし、どこを選んでいいか悩んでしまう方もいるでしょう。
そこで、2,000万円以下で住宅を建てられる、おすすめのローコストハウスメーカーを9社厳選してご紹介します。
タクトホーム株式会社は、注文住宅や分譲住宅などを手掛ける企業です。これまでに累計5万棟もの住宅供給実績があり、設計から施工、アフターサポートまで社内ですべて完結できます。高品質でありながら低価格に抑えられているのは、1,000通り以上にも及ぶ間取りプランから選べたり、住宅設備をまとめて調達することで価格を抑えられたりするなどの工夫があるためです。
注文住宅の「グラファーレ」は、住まいのこだわりと住む人のライフスタイルを反映させた家づくりを実現できます。また、住宅性能表示制度を取り入れており、すべての住まいが最高等級を取得しているのも特徴です。価格を安く抑えつつ、高品質で安心できる住まいを建てたい方はタクトホーム株式会社に相談してみましょう。
株式会社アイダ設計は、「正直価格」でお客様と向き合うこと、「良い家は高い」の常識を覆すことをアイデンティティに掲げる企業です。1981年に創業してから、現在に至るまで家づくりに取り組んできたアイダ設計では、良い家を建築するための技術と経験だけでなく、コストを抑えるためのノウハウも蓄積しています。その結果、正直な説明と見積もりを提示して誠実な家づくりを提案してくれるでしょう。
アイダ設計の注文住宅ラインナップは幅広く、一人ひとりに合った住まいを実現できます。たとえば、ブラーボシリーズではこだわりの自由設計と最長35年の長期保証によって、安心と理想の住まいが手に入ります。また、コンセプト住宅では24坪3LDKの住まいが999万円から手に入る「999万円の家」や、限定固定プランにより888万円の家づくりを実現した「ブラーボ ミニマルプラス」などから選ぶことも可能です。
株式会社ファイブイズホームは、埼玉県北部地域を中心に家づくりを手掛ける会社です。年間1,200棟以上の着工数を超えており、地元の行田市では25%ものシェアを獲得しているなど確かな実績を築いています。
ファイブイズホームの家づくりは、5つのアイテムとサービスを併せ持った「5IS」が特徴です。5つのアイテムとは、品質や性能、デザイン、価格、品揃えを指しています。サービスはお客様の要望にも柔軟に応える対応力を示しており、ファイブイズホームでは「5IS」のすべてを揃えた家づくりを提供しているのです。
注文住宅は、高性能かつ最高品質の「Fシリーズ」からママの声を元に実現した「ママとくハウス」、これまでの実績からとくに優れた間取りを規格化した「とくとくハウス」など、豊富なラインナップが揃っています。
興陽商事株式会社は、四国を中心に健康で快適な住まいを提供している会社です。創業から現在まで、四国の気候に適した家づくりを追求し続けています。家づくりでは住宅取得時のイニシャルコストが重視される傾向にありますが、興陽商事株式会社では家を建てたあとのランニングコストやメンテナンスコストにも配慮した家づくりが可能です。
興陽商事株式会社の住宅が安く抑えられている理由には、設備メーカーと共同で自社商品を開発することにより、価格を抑えつつより良い設備を提供できることが挙げられます。他にも、建材は独自ルートから仕入れているため中間マージンが発生しなかったり、豪華なカタログやCMなどの広告費を削減していたりするなどの取り組みも行うことで、低価格を実現しています。
タマホームは、全国で良質低価格住宅を提供している企業です。材料費や労務費、運搬費などのコストを削減することで、良質でありながら低価格の住まいを提供しています。
また、長く住み続けられるように、長期優良住宅にも対応した住まいを手掛けていることも大きな強みです。たとえば、「大安心の家」シリーズは、無駄なコストは省きつつ、標準仕様で長期優良住宅を実現した注文住宅となっています。他にも、木材ならではのぬくもりを感じられる「木麗な家」シリーズなどもあり、家族に合わせた理想の家づくりが可能です。
タマホームでは国産材にもこだわっています。柱や土台などの構造躯体には1棟あたり約74.1%もの国産材が使用されているのが特徴です。日本の気候風土で育った木材は、調湿機能や強さを持ち合わせており、日本の住まいに適しています。
アイフルホームは、LIXIL住宅研究所が運営する企業で、幅広く住宅サービスを提供するLIXILグループに属しています。アイフルホームでは、時代やライフスタイルの変化に伴い、「より良い家」の定義は変化していくとして、その時代に合った商品・保証サービスを提供し、お客様のニーズに応えていくことを重視した家づくりが特徴的です。
また、アイフルホームではFCシステムを採用しており、ハウスメーカーと工務店のいいとこどりをした家づくりを行っています。ハウスメーカーならではの暮らしやすさを追求したデザイン設計や安全性能、充実の保証はそのままに、地域に根付いた工務店ならではの直接施工と長期的な継続点検が可能です。
ユニバーサルホームは、品質と価格のバランスに優れた家づくりを提供している企業です。ユニバーサルホームでは、安心で快適な住まいにするために、耐震等級や断熱性能、気密性能にもこだわった家づくりを得意としています。また床にもこだわっており、耐震性が高いだけでなく、床下浸水やシロアリに強く、なおかつ1階全面を床暖房にすることも可能
長く住み続けられる家を目指すために、30年間の長期保証も導入しています。引き渡しから定期点検が行われ、さらに数々の品質保証が用意されていることから安心の暮らしを実現できるでしょう。
商品のラインナップも幅広く、一般的な2階建ての中でもZEH対応の家やハイリビング設計の家などがあります。また、2世帯対応の2階建て住宅や3階建て、平屋にも対応可能です。
アエラホームは、ローコストでありながら気密性や断熱性などの住宅機能をしっかりと確保できる家づくりが特徴の企業です。木造建築が基本となりますが、建物をアルミ箔で覆った断熱材で包み込むことで、室内の気温差を少なくした「外張断熱の家」などを提供しています。また、柱の内側に吹付断熱を施すことで、ダブルの断熱性能を実現しているのが特徴です。
アエラホームでは、高品質の住まいを提供するために、施工品質と検査体制にもこだわっています。たとえば、建物に生じやすい隙間をなくして徹底した気密処理が行われています。
検査体制では全棟気密検査やUA値計算などを行い、施工状況も現場監督がチェックするだけでなく、本社に施工写真を送り確認を実施しています。
ヤマダホームズは、大手家電量販店としても知られるヤマダデンキのグループ会社で、グループの強みを活かした住まいづくりを得意としています。たとえば、IoT技術を取り入れたスマートハウスは、太陽光発電システムや電気自動車、スマホで操作可能なスマートIoTシステムなどがすべてセットになった商品です。便利なのはもちろん、耐震性能や断熱等性能なども兼ね備えており、住宅性能表示制度の6項目で高等級を維持しています。
また、ヤマダデンキのグループだからこそ実現できる「スーパーフル装備パック」も用意されています。このパックは、暮らしに必要な家具・家電をまるごと揃えられるサービスです。さらに、全居室にはエアコンとLED照明、カーテンも備わっているため、引き渡し後すぐに快適な生活を実現できます。
ローコスト住宅を扱うハウスメーカーをご紹介しましたが、いずれも価格を抑えた家づくりはできるものの、性能などに違いが見られます。実際に選ぶ際には、価格だけでなく性能や間取りプランなど、注目しておかなくてはならないポイントも多いです。そこでここからは、選ぶときにチェックすべきポイントについて解説していきます。
まずチェックしておきたいのは、やはり予算です。ハウスメーカーでは、柔軟な対応によって予算に応じた住まいを提供しているところもあります。しかし、低コストに抑えすぎてしまうと不便に感じてしまう部分も多くなり、せっかくの家づくりで後悔してしまう可能性もあるでしょう。
ローコスト住宅は1,000万円以下から1,000万円台の家を指す場合が多く、坪単価だと55万円以下を目安として設定しているところが多い傾向にあります。あくまでも目安ではありますが、これらの金額と予算を比較してみて問題はないか確認してみましょう。
各ハウスメーカーは、同じ住まいづくりでも得意とする分野が異なります。たとえば、コンパクトな平屋建てを得意としており、限られたスペースでも快適な住空間を提供する設計が可能で実績が豊富なハウスメーカーもあれば、断熱性に優れた家づくりに強みを置いているメーカーなどがあります。
そのため、どのハウスメーカーに相談するか迷ったときは、自身が理想とする家に似た実績や強みを持つところを探してみましょう。また、ネットの口コミなどを参考にしてみるのもおすすめです。
ローコスト住宅では価格を安く抑えている分、機能性や装備がきちんと備わっているか不安に感じる方もいるはずです。しかし、低価格帯でも十分な機能性や装備が備わっている家づくりを提供する企業はあります。
住宅の機能性や装備でとくに注目しておきたいのが、安全性・設備の品質・デザインです。たとえば安全性では、住まいにおける耐震性はどれくらいなのか、引き渡し後の長期保証はあるのかなどをチェックしましょう。また、キッチンやバズルームなどの設備品質、住宅のデザインが好みかどうかも確認することが大切です。
ローコスト住宅の中には、設計時における自由度が低く、自身や家族にとって理想の間取りが実現できない可能性もあります。規格住宅の場合、間取りや仕様があらかじめ決められており、変更を加えると追加費用が発生する可能性があるため、とくに注意が必要です。
しかし、中には低価格ながらも設計の自由度が高いハウスメーカーも存在します。企業選びの際には、どれくらいの自由度で設計できるのかを事前に確認することが重要です。
最後に、アフターサービスや保証が充実しているかもチェックしておきましょう。家づくりは施工がピークではなく、暮らし始めてからが本番です。アフターサービスや保証が充実しているところを選んでおけば、万が一住宅にトラブルが発生してしまっても修理や補修の対応をお願いできます。初期保証は何年になるのか、どこまで保証してもらえるのか、定期的に点検・メンテナンスは実施してくれるのかなどを確認してください。
ただし、保証期間が長ければ良いわけでもありません。保証期間が長くても、住宅性能が悪ければメンテナンスにお金がかかってしまう可能性も出てきます。逆に、保証期間が少し短かったとしても、高品質な住宅性能であればメンテナンスの頻度も減らせるでしょう。このように、保証期間と住宅性能の両方を確認しておくことが大切です。
一般的な住まいと比べて、ローコスト住宅を建てるとどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、4つのメリットをピックアップしてご紹介します。
ローコスト住宅において、とくにメリットを感じやすいのは価格です。国土交通省が発表した「令和4年度住宅市場動向調査」によると、平均建築資金は土地を購入した注文住宅新築世帯で平均5,436万円、注文住宅の建て替え世帯でも平均4,487万円となっています。つまり、土地があっても4,000万円以上の建築資金が必要になるということです。
しかし、この建築資金はあくまで平均値となるため、必ずしも4,000~5,000万円かかるわけではありません。ローコスト住宅であれば1,000万円以下もしくは1,000万円台でも家づくりが可能になります。
初期コストが抑えられれば住宅ローンの借入額も少なくなり、審査にも通りやすくなります。住宅ローンでは勤続年数や年収などで借入可能か判断されることから、審査に通るか不安な人でもローコスト住宅なら住宅ローンを組みやすくなるでしょう。
一般的なハウスメーカーで家づくりを行った場合、予算によっては限られた建築面積の中で間取りを考えていかなくてはなりません。一方、ローコスト住宅なら坪単価が抑えられる分、同じ予算でも広さを確保しやすくなります。
例として、建物にかけられる予算が2,000万円で、坪単価40万円のローコストハウスメーカーと坪単価80万円のハウスメーカーで比較してみます。ローコストハウスメーカーの場合は2,000万円÷40万円=約50坪の家を建築できます。一方、坪単価80万円だと2,000万円÷80万円=約25坪です。
単純計算となるため実際と異なる部分もありますが、建築面積に違いが出てしまうのは事実といえます。広い土地は持っているものの、予算が限られているという方にはローコスト住宅はおすすめです。
ローコスト住宅の中には、規格化によって低コストに抑えた住まいもあります。規格化されているため使用する建材や間取りプラン、設備などがすでに決められており、施工業者も建築経験があることから、短い工期で仕上げることが可能です。
すべてオーダーメイドで設計した場合だと、着工から引き渡しまで半年以上かかってしまうケースも少なくありません。そのため、できるだけ早く家を建てたい方にもローコスト住宅はおすすめです。
ただし、近年は自由設計でも低価格を実現した家づくりを提供する企業も増えてきています。予算は抑えつつ理想の間取りも実現したい方は、自由設計が可能なローコストハウスメーカーを選択してみましょう。
ローコスト住宅では、コストを抑えた標準的な設計が基本ですが、それによって自分のこだわりたい箇所に予算をしっかりと配分することが可能です。たとえば、料理を楽しむためにキッチンに高品質の設備を選んだり、リビングスペースに特別なインテリアを取り入れたりできます。ローコスト住宅では、必要な機能に絞り、無駄を省くことで、個々のライフスタイルに合わせたカスタマイズがしやすくなります。
ローコスト住宅にはさまざまなメリットがありますが、その一方でデメリットに感じてしまう部分もあります。具体的にどういったデメリットがあるのか解説していきます。
とにかくお金をかけずに家を建てようとしてローコスト住宅を選ぶと、規格化された家を選ぶことになります。規格化された家でも十分性能が良かったり、自身や家族に合った間取りプランが見つかったりすることもありますが、ライフスタイルに合わせて自由に設計することは難しいです。
また、高級住宅に使用する設備や建材と比べると、どうしてもグレードは低くなってしまいます。こうしたデメリットも考慮した上で、ローコスト住宅を選ぶ際は複数のハウスメーカーから理想に近い住宅プランを探してみましょう。
ローコストハウスメーカーは、費用を抑えるためにさまざまな部分でコスト削減の工夫を取り入れています。たとえば、建築にかかる費用を抑える目的で、使用する設備・建材は事前に決まっていたり、人件費を抑えるために工期短縮や職人の選定などを行ったりしているのです。
こうした工夫は費用を抑えるのに適していますが、場合によっては住宅の基本性能が低くなってしまう可能性もあります。たとえば、耐震性能や断熱性能は安心で快適な暮らしを実現するのに欠かせない性能です。しかし、費用を抑えた結果これらの性能が低下してしまえば、安心できない・快適性を感じにくい住まいになってしまう可能性もあるでしょう。
上記のハウスメーカーを選ぶときのポイントでもご紹介しましたが、費用を抑えているだけでなく、基本性能がきちんと確保されているかどうかはチェックすべき項目です。コスト面と性能面を両立させた家づくりを目指しましょう。
ローコスト住宅は初期費用を抑えることができる反面、長期的に見るとトータルコストが高くなるリスクがあります。たとえば、安価な建材や設備を使用することでコストダウンを図ることが可能ですが、それらは耐久性が低い場合が多く、頻繁な修繕や交換が必要になることがあります。
これにより、ランニングコストが予想以上に増加し、結果的には高額な出費につながることも考えられます。したがって、ローコスト住宅を選ぶ際には、初期費用だけでなく、メンテナンス費用を含めたトータルコストを検討することが重要です。
建築費用を安く抑えたローコスト住宅で家づくりをしようと検討している場合、複数のローコストハウスメーカーで比較し、理想に近い家づくりができるハウスメーカーを選ぶことが大切です。しかし、カタログや資料などを見てもいまいちイメージがつかない方もいるかもしれません。
そんなときは、バーチャル住宅展示場である「LIVRA WORLD」を活用してみてください。LIVRA WORLDはオンラインの住宅展示場で、自宅から気軽に住宅の内覧ができます。登録している企業はいずれも優良ハウスメーカーなので、自分や家族に適した理想の住まいも見つけやすいでしょう。
また、価格シミュレーションで見積もりも簡単に行えます。無料のマイページ登録を行っておくと、来店・商談予約やイベントの予約も可能となるため、住まいづくりにぜひお役立てください。
ローコスト住宅は、価格を安く抑えられるのが魅力ですが、一方で場合によっては住宅の基本性能が落ちてしまう可能性もあります。後悔しないためにも、しっかりと各ハウスメーカーの特徴や強みを理解し、価格を抑えつつ理想に近い住まいづくりを目指しましょう。