間取りの工夫例7選+収納アイデア7選!間取りの決め方のポイントも
マイホームを新築するとき、間取りは重要なポイントとなります。「実際住んでみたら収納が少なかった」「思ったより日当たりがよくなかった」など後悔はしたくないものです。 では、家を建築するにあたっての間取りの工夫には、どのよう...
太陽の光が差し込み、部屋の中を明るく照らしてくれる天窓をマイホームに設置したいと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、「どんな天窓があるの?」「天窓を設置しても問題点はない?」などと不安を感じている方もいるでしょう。
そこで今回は、天窓の種類や天窓のデメリットに加えて、天窓を設置するメリットを解説していきます。気になる費用や設置する際の注意すべきポイントについてもご紹介していくので、天窓の設置で悩んでいる方やマイホーム建築を希望している方は参考にしてください。
目次
壁ではなく、屋根に設置する窓を「天窓」といいます。トップライトやルーフ窓、スカイライトなどと呼ばれるケースもあり、採光や風通しを良くするために活用される窓です。そんな天窓には以下の3つの種類があります。それぞれの特徴を解説していきます。
採光を目的とする際に活用される天窓が、固定タイプです。フィックスタイプとも呼ばれています。特徴としては、窓の開け閉めができない点です。しかし、設置をすれば日中は太陽の光が差し込むので室内が明るくなり、夜は月あかりを楽しめる他、星空観察もできてロマンティックな雰囲気になります。ブラインドを設置できる固定タイプの窓もあるので、プライバシーを守ることも可能です。
また、開閉するための設計や部品が必要なく、シンプルな構造をしているため、価格も抑えて設置できるメリットがあります。ただし、通風できない点がデメリットです。窓の開け閉めができないため、換気をしたい場合や暑いときに窓を開けることができません。直射日光が当たる可能性もあるため、室内の温度が上がりやすい可能性もあります。そんなときは、ブラインドを設置できるタイプを選べば、直射日光を防げるのでおすすめです。
窓の開閉用レバーやハンドルを回して手動で開け閉めができる天窓を手動開閉タイプといいます。固定タイプとは違って窓を開けられるので通気性が良くなる点が利点です。暑い夏の時期には窓を開けられるので排熱ができ、気持ちの良い空間をつくりやすくなります。また、電動開閉タイプと比較すると、故障リスクが低く、価格も抑えられる点もメリットです。
しかし、快適性アップのために有効な手動開閉タイプの天窓ですが、設置する場所には注意が必要です。手動なので、手の高い位置に設置すると開け閉めが難しくなってしまいます。チェーンやバーで開閉できるタイプであれば、高い位置でも開け閉めは可能です。しかし、使用しないときにはチェーンやバーが邪魔になり、快適性に影響を与える可能性があります。窓の開閉が面倒になって使わずに放置してしまう方も中にはいるでしょう。
スイッチのオン・オフのみで窓の開閉ができるタイプが、電動開閉タイプです。ハンドルやバーを使用せずとも窓の開け閉めができる点が大きな魅力といえます。手の届かない位置にも設置がしやすく、センサー付きの天窓であれば雨や雪を検知して自動で窓が閉まるタイプもあります。窓の閉め忘れによって雨が室内に吹き込む心配もないので安心です。
また、電動開閉タイプの中にはタイマー設定ができるものもあります。家に着くころや深夜、朝方など、自分の好きな時間に設定して開け閉めができるので、より快適な暮らしを実現しやすくなるでしょう。ただし、電動なので停電になると使用できません。その際は、手動で対応しなければいけないため、手の届かない位置に設置すると開け閉めが難しいケースもあるので注意が必要です。
天窓の設置に憧れを抱いている方もいますが、設置の際には注意点も存在します。設置してから後悔しないためにも、天窓のデメリットを前もって把握しておきましょう。ここでは、天窓のデメリットに加えて解決策も解説していきます。
天窓を設置して困ることといえば、メンテナンスの難しさでしょう。天井なので雨や雪、風などによって汚れが溜まりやすい位置です。しかし、手を伸ばしても届かない場所に設置されているケースもあるため、メンテナンスは難しくなってしまいます。自身で掃除をする場合には脚立が必要です。柄の長い高所専用モップも販売されているので、活用すると天窓の掃除がしやすくなります。
外側の掃除に関しては、屋根に上らないと掃除ができません。転落事故を防止するためにも専門の業者に依頼すると安心です。業者に依頼をすれば、傷や劣化箇所がないか点検も行ってくれる場合があります。
また、メーカーによっては汚れが付きにくいガラスを採用している天窓もあるので、メンテナンスの頻度を抑えるためにも採用を検討してみましょう。
窓がある分、隙間が生じてしまうので断熱効果も弱まってしまいます。熱の出入りを引き起こす箇所となってしまうので、夏は暑く冬は寒くなりやすいです。そのため、エアコンの効きに影響を与える可能性があります。しかし、ガラスにはさまざまなタイプがあるため、遮熱の複層ガラスを選択すれば断熱効果を得られるでしょう。
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また、天窓なので太陽の光が入りやすいです。明るくなる点が魅力ですが、眩しさを感じやすく、必要以上の日差しが入ってしまうことでフローリングや家具が日焼けする可能性もあります。ブラインドを設置できるタイプの窓を選ぶか、UV加工がされたガラスを使用している天窓を選ぶと日焼けを防ぐことに役立つでしょう。自身でUVカットフィルムを貼る方法もおすすめです。
窓に雨が直接当たるので雨音が聞こえやすい点が天窓のデメリットだと感じる方もいます。大雨の際には雨音で眠れないといったケースもあるので注意が必要です。
対策としては、音が気になりやすい寝室や勉強をする子ども部屋には設置を避けるなどが挙げられます。廊下や玄関など、人が長居しない場所に天窓を設置すれば、雨音を気にせず過ごすことができるでしょう。
窓ガラスやサッシは結露が発生しやすい箇所です。天窓も同様に結露しやすく、木が使われている部分に浸透すればカビや腐敗につながるといったデメリットがあります。結露がひどい場合には、水滴が落ちてきて雨漏りだと勘違いするケースもあるでしょう。結露を発生させないためにも、部屋の湿度管理が大切です。小まめな換気を行う他、換気扇を回したり、除湿器を活用したりして対策を行ってください。
また、雨漏りが発生するケースもあります。原因としては、施工不良や経年劣化によって部品に損傷がみられて排水がうまく行われていないなどが挙げられるでしょう。天窓設置の実績がある工務店やメーカーに依頼をして設置してもらうことが大切ですが、定期的なメンテナンスも重要となります。不具合がないか定期的に確認してもらい、雨漏りしそうな箇所があればすぐに修理してもらいましょう。
天窓の設置ではデメリットもありますが、メリットも多くあります。さまざまなメリットを得られるので、暮らしをより快適にできるはずです。以下のメリットを参考に設置を検討してみてください。
家の立地によっては雨の日だけではなく、晴れている日でも日光が入りにくく、暗い部屋になってしまう家もあります。その場合、時間を問わず電気を付けることになるため電気代もかかりやすいです。しかし、天窓を設置すれば屋根部分に窓を設置できるため、家の中を明るくしやすいです。照明を使う頻度も抑えられるので節電にもつながります。
手動開閉タイプや自動開閉タイプの天窓を設置すれば、窓を開けられるので部屋の中に風を取り入れることが可能です。熱い空気は天井部分に溜まりやすいので、天窓を開けるだけで熱い空気を逃がすことができるでしょう。
壁に設置してある窓と天窓を同時に開ければ、高低差によって自然と風が流れやすくなります。風通しの悪い室内でも快適な空間づくりに役立つので、風の流れを取り入れることが難しい環境であれば、天窓の設置がおすすめです。
前述したように天窓を設置すれば採光が得られるので室内が明るくなり照明を付ける頻度が下がります。それに加えて、風通しが良くなるため、エアコンの使用頻度も抑えられる点がメリットです。
暑さを感じやすいといったデメリットがありますが、天窓を開ければ通風が良くなります。風の通りがあれば、エアコンを付けなくても涼しさを感じやすいので、エアコンの使用頻度を抑えることにも役立つはずです。その結果、光熱費の削減にもつながるでしょう。
住宅密集地にマイホームを建築する場合、家と家との距離が近く窓を開けたくてもプライバシーが気になり空けられないケースもあります。窓の外からの視線が気になる場合は、カーテンを閉め切ってしまうことも考えられるでしょう。
しかし、天窓であれば屋根に窓が付いているため、近隣住宅を気にすることなく窓を開けられます。カーテンを閉め切ってプライバシーが確保された状態でも天窓からであれば光を取り入れることが可能です。窓を開ければ通風もできるので、開放感のある暮らしを手に入れられるでしょう。
天窓の設置を検討した際に気になる点といえば費用です。どの程度の費用が発生するのかわからない方のために、天窓の費用相場を紹介します。天窓の設置にかかる費用は、タイプや施工を依頼する業者によって異なるため注意してください。
【天窓1枚あたりの相場】
天窓のタイプ | 費用相場 |
固定タイプ | 約3〜8万円 |
手動開閉タイプ | 約8〜15万円 |
電動開閉タイプ | 約16〜28万円 |
【設置費用相場】
工事内容 | 費用相場 |
足場設置費 | 約7〜19万円 |
取り付け費 | 約6〜12万円 |
合計 | 約13〜31万円 |
同タイプの天窓でもガラスの種類によって費用は異なります。設置する場所や地域、使いやすさやメリット・デメリットを把握した上で、最適なタイプの天窓を設置するようにしましょう。また、施工する業者によって費用も異なるので、あらかじめ見積もりをもらい、比較をしてから信頼できる業者に依頼することが大切です。
天窓を設置してから後悔しないためにも、設置する際に注意すべきポイントを解説していきます。マイホーム建築の際の参考にしてください。
天窓は、設置する方角によって日の入り方が異なります。
強い直射日光が入ると眩しさや暑さを感じやすくなる点が天窓のデメリットのため、デメリットを解消するためにも柔らかい日差しが入り込む方角に設置することがおすすめです。南といった強い日差しが入り込む場所に設置する場合は、ブラインドを取り付けて日の光を遮ることも検討してください。
前述したように、天窓には固定・手動開閉・電動開閉の3種類のタイプがあります。採光だけを重視している場合は固定タイプでも問題ありませんが、風通しを良くしたい場合には開け閉めができるタイプの天窓の設置を検討しましょう。
手動タイプ、電動タイプともに開け閉めはできますが、費用や開閉の手間に違いがあります。ライフスタイルや好み、自分の性格に合わせて最適なタイプを選ぶことが大切です。
天窓はガラスの性能によって受けられる恩恵も異なります。例えば、性能には以下のような種類や違いがあります。
種類 | 性能 |
網入りガラス | ガラスの中にワイヤーが入っているタイプです。破損した際にも飛び散らない特徴があります。キッチンといった火を使う場所におすすめです。 |
強化ガラス | 一般的なガラスと比較して強度がある点がポイントとなります。防犯性に優れているので、セキュリティ対策を施したい場合におすすめです。 |
真空ガラス | 2枚のガラスの間に真空層があるガラスとなっており、断熱性に優れた特徴があります。結露が発生しやすい場所に設置する際におすすめです。 |
Low-E複層ガラス | ガラスに金属膜がコーティングされており、遮熱性もしくは断熱性に優れた2種類のタイプがあります。直射日光の当たる南側に設置する際や結露が発生しやすい場所に設置する際におすすめです。 |
設置する場所や重要視する点に合わせて最適なガラスを使用した天窓を設置しましょう。
メーカーによってさまざまな機能性を持つ天窓が展開されています。前述したように、雨や雪を検知するセンサー付きの天窓であれば、雨が降った際に自動で天窓を閉めてくれるので安心です。防水構造のある天窓であれば、雨や風にも強いため、天候が悪化しても雨漏れなどの心配が少なく快適に過ごせます。ブラインドがセットになった天窓であれば、日射量が多いときや眩しさを感じたときなど、好きなタイミングで光を調整できるので便利です。天窓のデメリットを解消するためにも、充実した機能を持つ天窓を採用しましょう。
天窓にはさまざまなメリットやデメリットがあります。部屋を明るく、風通しの良い空間にしたい場合にも有効な手段です。しかし、天窓を設置するとしても、「どういった雰囲気になるのかわからない」「イメージしている外観や内観に合うか不安」などと考える方もいるでしょう。
そんなときは、バーチャル空間でモデルハウスの見学ができる「LIVRA WORLD」の活用を検討してみてください。さまざまなハウスメーカーや工務店のモデルハウスを見学でき、自分好みにカスタマイズして理想に見合うマイホームのシミュレーションも可能です。わざわざ現地に訪問する必要もなく、家族全員でモデルハウスのイメージを自宅で共有できます。
天窓を設置した空間をイメージする際にも活用できるので、ぜひ1度利用を検討してみてください。
天窓には、メンテナンスが難しい、暑さや寒さが気になる、結露や雨漏りが気になるといったデメリットが存在します。しかし、採用する天窓のタイプやガラスの種類、依頼する業者によってデメリットを解消することが可能です。
設置する方角によっても日の入り方に違いがあるので、今回ご紹介した注意点を参考にしながら設置する場所を検討してみましょう。その際には、イメージを膨らませるためにも、ぜひLIVRA WORLDの活用を検討してみてください。さまざまなタイプのモデルハウスの中から自分の好みに見合うハウスメーカーや工務店探しに役立つはずです。
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